ペルケ式AKI.DAC(LCフィルタの変更) | radionojikanのブログ

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 ペルケ式AKI.DACのLCフィルタのインダクタ推奨値は2.7mHですが、2.2mHしか手に入らなかったのでそのままにしていました。

 部品箱を見たら、FT50#75が入っていたので、2.7mHのインダクタを自作して取り換えることにしました。0.29mmΦUEWを31T巻いて測定したら、2.703mHの値を得ることが出来ました。Q=33.8 DCR=0.9Ωです。

 インダクタ変更前のフィルタです。222と書かれている黒いインダクタとオレンジのコンデンサ、抵抗器を交換します。ちなみに222のQは3.0  DCR=5.7Ωです。

 変更後のフィルタです。音楽を聞いたところ、音が飛び跳ねる感じがなくなり、おとなしくなりました。QとDCRが良くなったので歪が少なくなった気もしますが、歪率を測定できないので聞いた感じです。

 もう少しエージングした方が良いかも。

 

2024年1月23日 追記

 変更直後に聞いた感じは、上に記載の通り、おとなしくこじんまりしたものでした。しかし、エージングが進むと端正な音になり低音も出ています。こちらの方がピュアオーディオになってきました。プラシーボ効果があるので、あまりあてになりませんが。

 ペルケさんが発表した当時、秋葉原の店頭では2.7mHのインダクタが売り切れて手に入らず、2.2mHを購入してそのまま使用していました。今回、良い結果だったので、ペルケ式AKI.DAC搭載アンプのインダクタを交換したいと思っています。

 ちなみにペルケ式AKI.DACの水晶振動子は全てTCXO or MEMS発振器に変更しています。