トランス帰還のNFBアンプにエミッター・フォロワ回路を付加して聞いてみた。
エミフォロに使用したトランジスタは同じ2SC4117です。回路定数はまだまだ調整をする必要がありますが、2SC1906に比べてお化けが激減しました。891kHz(NHK1)の2倍波1782kHzは聞こえますが、中波全体がお化けだらけだったのに比べたらかなり直線性が良くなりました。
Ic-Vce表を見ると、もう少しQ1のベース電圧を上げてコレクタ電流を調整し、直線の領域を使用した方が良さそうです。調整の結果、まだお化けが出るようならば、バンドエルミネーションフィルタで891kHzを減衰させる必要があるかもしれません。まだまだ調整が続きますが、これは結構使えるアンプになるかも。これから何が生じるかわかりませんので、これくらいにしておきます。