道の駅ビオスおおがたから入野の浜に入ると、青い海と空にTシャツが映えている。

 

 10分ほど走ると、浮津海水浴場には鯉のぼりが泳いでいる。

 風は少し強いが、見渡す限り海と空が広がる空間からの贈り物だと思うことにする。

 

 

 蜷川沿いの県道55号に入り、海岸から離れる。

 

 山道を辿ると、石積みの擁壁、岩肌の切通しが連続する。

 

 

 峠の猿ヶ森トンネルを越え、山道を下ると渓流もないのに道が濡れている。長命水という水場もあり、湧水が豊富な土地なんだと感じていると、R367との辻場に小さいながらも美しい棚田に出合う。湧水と棚田が頭の中で結びついた瞬間だ。

 

 県道55号沿いの海洋堂ホビー館に立ち寄る。ここも全国増え続ける廃校跡だ。

 

 道の駅四万十大正でウナギをいただき、林道に入る。林道とは言え、全舗装で普通車が難なく対向できるような道幅だ。トンネルを2つ越え、439国道まで降りつく。

 

 県道337で最後の峠を越え黒潮町に戻り、今日のサイクリングは終了だ。