140726 高倉峠~冠山峠
前泊のため北陸自動車道の南条SAへ移動したが、大型トラックの排気ガスとたばこの煙で一酸化炭素濃度が高そう・・・。夜中だというのに結構な賑わいだ。
SA裏は河川敷公園になっているので7km先の武生ICまで回り河川敷公園へ移動する。SAの建物と緑地帯越の公園は静かで、車の窓を開けてゆっくり寝れそうだ。寝袋を広げたのはam2時頃か。
 
翌日は朝から日差しがきつい。レーパンはいて、日焼け止めを腕に塗っただけで汗がふきでてくる。R476を走り出すと、青い穂をつけた田んぼが広がる。田んぼの水はびっくりするほどきれいな清水だ。そのままコップですくって飲めるのでは?と思うほどだ。お米もきっと美味しくなるんだろうな。
 
イメージ 1
 
R476をはずれ峠道に取り付く。廃村跡を越え、山道をたどるとアゲハチョウが水を飲んでいる。身体の中に水を通すと同時に、羽を小刻みに震わせ身体に風を送り体温を下げている。飛び立った瞬間に今飲んだばかりの水がほとばしった。
 
イメージ 2
 
自転車乗りもがぶがぶ水を飲み、ゆっくり走り風を受け、体温を下げよう。帽子のつばの部分だけの小さな日陰と一緒に、ゆっくり峠を目指そう。
 
上り勾配のカーブの先は青空が広がり、ガードレールが無いだけで開放感は倍増される。
 
イメージ 3
 
道は舗装されており、走りやすい。勾配も緩やかで距離をかせいで山中に分け入っていくコースで、峠付近で来し方を振り返ると遠くに走ってきた道が見える。
 
イメージ 5
 
峠は自転車乗りだけが通っているのでは無く、いつも風が吹き抜けていくようで、草原のようだ。吹き抜けていく風は気持ちいいが、お握りを食べるための木陰が無い。
 
イメージ 4
 
峠の下りはガードレールも電線・電柱も無い道を、緑の中に引き込まれていく。
 
イメージ 6
 
前輪から空気が抜けるシューというパンクの音にブレーキをかけ始め、右コーナーを回ったら路上はぬめった水の流れになっている。『えっ、俺今ブレーキかけてるやん、ブレーキ離さんとこけるし・・・』!!思考の途中で落車してしまった。
フルーム、コンタドールに続き、落車・リタイヤか?と大げさに考えたが、無事復帰。渓流で傷を洗うが、救急セットは持ち合わせが無く、ちょっと血の痕を残し走る。
 
冠山峠へ登り返す。
峠が冠山への登山道の取り付きなっている為か、車の往来もある。日差しが高く、水のあるところ、木陰のあるところで休憩を取り、ゆっくり峠を目指す。
 
イメージ 7
 
常に冠山を見ながら峠を登り、峠到着。立派な石碑、古いカンバン、車も10台は停まっているか。
 
イメージ 8
 
イメージ 9
 
峠の下りも全て舗装されている。100選の水ではないけれど、冷たく美味しい。
 
イメージ 10
 
R417に入り、後は街中を走り南条SAを目指す。街中のコンビニでガリガリ君やらコーラやら、1日口にできなかった冷たく甘いものをたっぷり補給し、南条SAに到着。スマートICを利用してすぐに北陸道に入り、帰路につく。夜の大阪も暑かった。
 
ルートラボ