ねず吉がパクッた | 安濃豊 戦勝国は日本だった

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先ほど読者から次のコメントが届いた。

4. yuuki
•2012年03月29日 12:09
•http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1469.html#
•comment 盗用されてますよ、ねずきちさんが自ら発掘した記事のように書いてます。


ねず吉こと ”小名木”氏とは2年ほど前、札幌で日心会の会合があった時お会いした。その時、氏に対し拙著”戦勝国は日本だった”と昭和16年12月8日発表、12月9日付朝日新聞夕刊(12月8日夕刊、当時の新聞は翌日付日時で発刊されていた)に掲載された帝国政府声明文のコピーを差し上げ”戦争目的はアジア解放であった”ことを教示さしあげた。当時小名木氏は声明文の存在を全く知らず、私の教示もほとんど理解できなかったようである。

拙ブログではすでに2010年3月1日に帝国政府声明文を掲載してある。二年も前に拙ブログで紹介され、そのブログも一時は政治ブログランキング15位まであがっていたから、すでに多くに人の目にとまっていることも事実である。また、”黒鯛”のブログほか多くの愛国者達のブログでも私のブログと動画は引用され、政府声明文の第一発掘者は安濃であることが明らかなのに、何故、今頃になって”ねず吉”が”パクリ行為”に至ったのか、全く意味不明である。


バレるに決まっているではないか?



事実、上記yuuki氏からの通報は本日12:09であるから、”ねず吉”がブログを投稿して数時間後には”ばれて”しまっているのである

政府声明文の全文”については私のラジオフアンであるラジオネーム”泉”のブログ(建築談天)ですでに紹介されている。私のラジオ番組で声明文の存在を知った”泉”が札幌市立図書館まで出かけて、マイクロフイルムから採取した声明文を氏のブログにてその全文を再漢字化して掲載している。以下に紹介する。


http://kenchikudanten.way-nifty.com/izumiya/2009/05/index.html


ネットで検索しても開戦の大詔は見つかるが、政府声明文が見つからない、昭和16年12月8日朝日新聞のから転写しました。 誰か読み下し文を作ってくだされば幸いです。

※当時安濃博士は不鮮明な一時資料とおっしゃっていましたが、私も読みたくて、図書館で声明文のところをアップしパソコンで一字づつ移したものです、戦勝国の補足資料で政府声明は地方紙には載ってなかったようです。

帝國政府声明
【午前零時二十分發表】
恭(やうやし)く宣戦の大詔(たいしょう)を奉戴(ほうたい)し茲(ここ)に中外に宣明す、抑抑(そもそも)東亞の安定を確保し、世界平和に貢獻するは、帝國不動の國是にして、列国との友誼(ゆうぎ)を敦くして此の国是の完遂を図るには、帝國が以(もっ)て国交の要義と為す所なり
然るに、曩(さき)に中華民国は、我真意を解せず、徒に外を恃(たの)んで、帝國に挑戦し来たり、支那事変の発生を見るに至りたるが、御稜威(ごりょうい)の下り、皇軍の向かう所敵なく、既に支那は、重要地点悉く我手に帰し、同憂具眼の士国民政府を更新して帝國は之と善隣の誼を結び、友好列国の国民政府を承認するもの已に十一箇国の多きに及び、今や重慶政権は、奥地に残存して無益の抗戦を続くるに過ぎず、然れども米英両国は東亞を永久に隷属的地位に置かんと頑迷なる態度を新たむるを欲せず、百方支那事変の収結を妨碍(ぼうがい)し、更に蘭印を脅威し、帝國と泰国との親交を裂かむがため、策動至らざるなし、仍(じょう)ち帝國と之等南方諸邦との間に共栄の関係を增進せむとする自然的要求を阻害するに寧日(ねいじつ)なし、その状恰も帝國を敵視し帝國に対する計画的攻撃を実施しつつあるものの如く、遂に無道にも、経済断交の挙に出づるに至れり、凡そ交戦関係にあらざる国家間における経済断交は武力に依る挑戦に比すべき敵対行為いして、それ自體默過し得ざる所とす、然も両国は更に與国を誘引して帝國の四辺に武力を増強し、帝國の存立に重大なる脅威を加ふるに至れり
帝國政府は、太平洋の平和を維持し、以(もっ)て全人類に戦禍の波及するを防止せんことを願念し、叙上の如く帝國の存立と東亞の安定とに対する脅威の激甚なるものあるに拘わらず、隠忍自重八箇月の久しきに亙(わた)り、米国との間に外交交渉を重ね、米国とその背後にある英国並びに此等両国に付和する諸邦の反省を求め、帝國の生存と権威との許す限り、互譲の精神を以て事態の平和的解決に努め、盡し、為す可きを盡くしたり、然るに米国は、徒に架空の原則を弄して東亞の明々白々たる現実を認めず、との物的勢力を恃みて帝國の真の国力を悟らず、與国(よこく)とともに露はに武力の脅威を増大し、もって帝國を屈従し得べしとなす、かくて平和的手段により、米国ならびに與国に対する関係を調整し、相携へて太平洋の平和を維持せむとする希望を方途とは全く失われ、東亞の安定と帝國の存立とは方に危殆に瀕(ひん)せり、事茲にに至る、遂に米国及び英国に対し宣戦の大詔は渙発せられたり、聖旨を奉体して洵(まこと)に恐懼感激に堪えず、我等臣民一億鐵石の団結を以て蹶起勇躍し、国家の総力を挙げて征戦のの事に従ひ、以て東亞の禍根を永久に芟除し聖旨に応へ奉るべきの秋なり
惟に世界万邦をして各各その處を得しむるの大詔は、炳(へい)として日星の如く、帝國が日満華三国の提携に依り、共栄の実を挙げ、進んで東亞興隆の基礎を築かくとするの方針は、固より渝(わ)る所なく、又帝國と志向を同じうとする独伊両国と盟約して、世界平和の基調を劃し、新秩序の建設に邁進するの決意は、益々牢固たるものあり、而して、今次帝國が南方諸地域に対し、新たに行動を起すの已むを得ざるに至る、何等その住民に対し敵意を有するにあらず、只米英の暴政を排除して東亞を明朗本然の姿に復し、相携へて共栄の楽を頒たんと冀念するに外ならず、帝國は之等住民が、我が真意を諒解し、帝國と共に、東亞の新天地に新たなる発足を期すべきを信じて疑わざるものなり、今や皇国の隆替、東亞の興廃は此の一挙に懸れり、全国民は今次征戦の淵源と使命とに深く致し、苟も驕ることなく、また怠る事なく、克く竭し克く耐へ、我等祖先の遺風を顕彰し、難関を逢ふや必ず国家興隆の基を啓きし我等祖先の赫赫たる史跡を仰ぎ、雄渾深遠なる皇謨の翼賛に萬遺憾泣きを誓い、進んで征戦の目的を完遂し、以て聖慮を永遠に安んじ奉らむことを期じさるべからず。


読み下し分についても”黒鯛のブログ”が掲示している。
http://ameblo.jp/ohennro/entry-11086240992.html

・中華民国は、日本の和平の努力を理解せず、欧米の軍事力を背景に日本に対し挑戦的態度を続けてきたが、我が軍には歯が立たず無益の抗戦をつづけている

・欧米列強は、東アジアを永久に植民地状態に置くため、支那事変の終結を妨害し、インドネシア、ベトナムを脅かし、タイとの友好親善を壊すための謀略を続けてきた。
我が国が近隣諸国と自然な形で友好親善関係を構築しようとしているのに対し、欧米列強の手口は、我が国を敵視するだけでなく、我が国が計画的攻撃を実施しているかのごとく、経済封鎖という手段に出たのである。凡そ交戦関係にない国家間における経済断交は軍事行為と同等の敵対行為であり、当然容認できないし、その脅威に対抗し我が国の安全保障のため、我が国は周辺の軍備を増強せざるを得ないのである。

・我が国は、平和を維持することを通じて我が国の存立と東アジアの安定を図るため、アメリカからの外交要求にひたすら耐えつつ、8カ月もの間、外交交渉を進めてきたが、アメリカ、イギリス、およびこれらに同調する国の反省を求めるため、我が国の存立とその名誉が保たれる限りにおいて、互譲の精神によって平和的解決を目指してきたつもりであったが、アメリカは架空の原則を主張し、我が国を武力によって服従させようとする意図が見られ、我が国の太平洋の平和を維持するための希望と手段が失われたので、東アジアの安定と我が国の存立の危機に直面したと考え、今日の状況を迎えた。

・アメリカ、イギリスに対する宣戦の大詔は発表されたので我が1億の国民は一致団結して戦うのみである。また、我が国は日本、満州、中華民国との連携により、そしてドイツ、イタリアとの同盟により、東アジア発展の基礎を築こうとしている。

・我が国は、世界平和のための新たな秩序の建設に邁進する決意であり、今回、南方地域に作戦行動をとるが、この地域に住む人々になんら敵意はなく、アメリカ、イギリスの暴政を排除し、東アジアをもとの姿に戻し、日本とこれら諸国が相携えて共栄することを目的としている。

・我が国は、これらの人々が我が国の真意を理解し、東アジアの新たな秩序の構築を信じているものと信じ、目的を達するために今回の戦争を遂行するものである。

結局今朝のねず吉ブログは”安濃のブログ”と ”建築談天” ”黒鯛のブログ”をパクリ、組み合わせて、でっち上げたものではないか?


ねず吉はパクリ疑惑がかかるのを覚悟の上で、今朝のブログをネットに掲載したのであろうか?それとも絶対バレないと思っていたのであろうか?

パクリ疑惑を解消するため、小名木氏には出典を明示するようお勧めする。でも、もう遅いか?



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