B級放送作家が、

全国のラジオ番組を勝手に考察。

 

2025/8/25(月)20:00-20:55

東京エフエム 『エフエムレインボー 』

出演:レインボー

★★★★☆4.5=歴代最高レベル

 

■点数について(5点満点)

4.5点 歴代最高レベル

4.0点 東京最高レベル

3.5点 地方最高レベル(3.25点 一部いい)

3.0点 普通。。(おすすめ企画なし/BGM番組としてはアリ)

2.5点 課題多数。。(おすすめできない)

 

■総評

ラジオ番組を好きになる瞬間、それは「パーソナリティが面白いことを言った瞬間」。

この番組では、心の中で笑うだけではなく、声に出して笑う事もあった。

レインボーは、ラジオ界のスターになる逸材。

というか、ラジオ以外の仕事ももっともっと増えていくのだろう…。

 

この番組に出会えた喜びとともに、放送作家ができる役割の限界も知った…。

だって生放送で、面白いことを言えるか、言えないかは、最終的に出演者に委ねることだから。

僕ら作家は、パーソナリティが面白いことを言いやすい雰囲気を作ったり、

出演者の魅力を把握して、コーナーを考えたりすることまでなのだろう…

 

くりぃむしちゅーのオールナイトニッポンのオープニングトークもラジオ業界の財産ですが、

それを彷彿とさせるレインボー。東京エフエムの20時ではなく、

いっその事、スクールオブロックのメインパーソナリティをやったら、

ラジオ業界の顔になるかもしれない。

(ニッポン放送やTBSラジオの深夜もいいが、ジャンボさんの

熱さ・真面目さ・リスナーへの丁寧な寄り添い方は、10代に受けそう)

 

 

 

■メモ(笑ったトーク & 改善点)

 

○オープニングトーク、即興コントで盛り上げる♪

(アイドルとオタクの関係性について言及トーク中…)

ジャンボ 「おれはオタクとして、日向坂46と一緒に戦ってる。

俺は日向坂ではなく「せ・ん・ゆ・う・な・の!」。

⇒少女アニメの主人公?笑

 

 

○オープニングトーク、常に笑いに貪欲!

(ボケられる、つっこめるところは、ちゃんと攻める)

ジャンボ 「おれは、もっと日向坂の活動をがんばりたい。

悪いけど…レインボーの活動は片手間でやってる。」

池田 「なんでやねん!」と反発しながら、

ジャンボさんを焚きつけてるフリー漫才になってる♪

 

 

○オープニングトーク、失礼な笑い!

ジャンボ 「池ちゃんは頭がいいから、すかしてる。

だって大阪の高校の特進だから。山崎怜奈さんは慶応大だし、それと一緒だ!」

池田 「自分でいうのはあれやけど、一緒にするな!」

ジャンボ 「違うの?ごめん、池ちゃんは、大阪で有名な頭の悪い高校の特進か!」

池田 「そうそうそう…笑」

ジャンボ 「噂よ…池ちゃんの高校の付属大学は、”大人の幼稚園”って言われたんだよね?」

池田 「そんなことない!笑 でも、バッテリーズの寺家くんが行ってた!」

 

 

○オープニングトーク、常に強気だったジャンボさんは、コーデがダサかった(笑)

池田 「てかさ…ジャンボ、そのTシャツ4日くらい連続で着てない?」

ジャンボ 「2枚もってんの!ちがう!4日で3回着てるだけ!」

池田 「首から日向坂46のタオルまでかけて…」

ジャンボ 「このTシャツと合うの!コーデ的に!」

池田 「コーデ、合ってないよ!!笑」

⇒偉そうな人の私服がダサいって面白い

 

 

○オープニングトーク、アクアタイムズの歌詞を引用♪

ジャンボ 「番組前、藤田ディレクターの恋の相談乗ってて、池ちゃん余計なこと言い過ぎ!」

池田 「そう?」

ジャンボ 「恋愛において傷つくことは大事だし、勇気を出すことは大事!!

アクアタイムズだって言ってた!!!

気持ちを言葉にするのは怖いよ~♪でも好きな人には好きって伝えるんだ~♪」

池田 「じゃあ、藤田Dは、好きって伝えんの?」

※流れをとめないツッコミ!スムーズに怒りを焚きつけてる!笑

※「アクアタイムズ懐かしい!」とかアクアタイムズの話題に脱線したくなるが、

  恋バナの本線を保ってる!笑

ジャンボ 「藤田Dは、今まで彼女できたことなくて!初めて好きな人ができたの!

傷つくときは思いっきりぶん殴られるくらい、傷ついた方がいいの!

君は、うまくいかなった時の事も考えた方がいいよ、とかいうけどさ!違うの!」

池田 「でも…連絡先も知らないじゃん!熱くなりすぎ!」

ジャンボ 「お前は、大人になりすぎてる!スタジオから出ていけ!

夢を諦めさせることが大人なのか!?だったら、出ていけ!」

⇒不器用なおじさん(藤田D)の恋バナに、これだけ怒れる無駄な熱量が面白い(笑)

 

 

○オープニングトーク、無駄な雑学で脱線(笑)

ジャンボ 「いいか、例えば…好きな人ができました。

そういや、好きな人ができましたってキャッチコピーがあったな!!ジブリで!」

池田 「は?」

ジャンボ 「耳をすませばのキャッチコピーだよ!!」

池田 「は?」

ジャンボ 「糸井重里が考えたやつだよ!」

⇒本題とか関係ないところで怒るボケ(笑)脱線。

 

 

○オープニングトーク、ジャンボさん、恋の応援に暴走(笑)

ジャンボ 「藤田Dが(彼女がいなくて)ペアチケットをもって、

ひとりでジブリパークに行ったこと、何が悪いんだよ!!」

池田 「ペアチケットもって、一人で行くのは、やばい人やろ!」

ジャンボ 「真剣な恋愛を笑うなよ!」

⇒名言ぽく、間違った応援している(笑)

 

 

○オープニングトーク、どうでもいい中華の話を、恋愛トークの熱量で話してしまう()

池田 「先週も、藤田Dとご飯行ったんだろ?」

ジャンボ 「めちゃくちゃうまい天丼屋さんだよ!

信じられないくらい量頼んで、着物着たおかみさんに止められたんだからな!」

 

 

○オープニングトーク、アクアタイムズの歌詞引用、再び()

池田 「結局、作戦は?」

ジャンボ 「お前には言わない!!放送で言ったりして、人の恋愛をビジネスにするな!

アクアタイムズも言ってただろ!!気持ちを言葉にするのは怖いよ~♪」

池田 「アクアタイムズ、もっといろいろ言ってたやろ!もっと、等身大のやつとか!」

ジャンボ 「そんなことない!気持ちを言葉にするのは怖いよ~♪」

「という事で喋るズ、この後~時までお付き合いください!」

曲がかかる(アクアタイムズ)

 

 

○オープニング曲、アクアタイムズイントロで即興でエフエムDJコント()

(アクアタイムズのイントロが流れだして…)

ジャンボ 「え~恋愛をする上で、大事なことを教えてくれるのは、いつもアクアタイムズでした。

聞いてください。アクアタイムズで、千の夜こえて!」

⇒曲の聞こえ方が変わる() 曲の演出にもなってる!芸人×音楽の理想型!

 

 

○ジャンボさん、リスナー対応が丁寧♪

リスナーからのメッセージで「おい!ジャンボ!」とかのいじりに対して、

「はいよ!」とか「なんだ!?」とかいちいちリアクションしてる。

⇒この丁寧さはスクールオブロックに向いてる♪

⇒深夜番組の場合は、適当な対応の芸人さんの方が向いてるかもしれませんが。

 

 

○リスナーメッセージ対応、変なジャンボ構文が登場()

リスナー 「恋愛を応援したのはやまやまなのですが…

藤田Dは、ジブリパークに行く前に、好き人と連絡先を交換した方がいいと思いますよ…」

ジャンボ 「ラジオネーム増えるメガネ!増えるメガネくんさ!!!正論を言うなよ!!!」

※強調したい時は、ラジオネームを2回言う

池田 「ジャンボが、もう正論と思ってるやん!」

ジャンボ 「恋愛において、正論は、正論じゃないから!正論なんてくだらないから!」

池田 「は?」

ジャンボ 「恋愛において大事なことはなに??頭じゃなくて、心だろ!ふざけんなよ!!

じゃあアクアタイムズが何て言ってたか知ってる?(また歌う)」

池田 「その歌詞、一番だけで4回も歌うやつ!笑 そのアドバイス大丈夫?」

ジャンボ 「最高だよ、アクアタイムズ!」

⇒(下線部の)一回質問しておいて、自分で答える構文がいい!

⇒名言・格言というボケ笑

 

 

○リスナーメッセージ、フツオタすぎる()

リスナー「 ふたりが好きなお祭りの屋台はなんですか?」

ジャンボ 「はははは!笑」

池田 「ふつおたすぎるやろ!!ラジオネーム○○!」

ジャンボ 「おれは、かちわり氷!氷とシロップしか入ってないやつなんだけど~~」

⇒どうでもフツオタにも真面目に対応()

⇒ちゃんとラジオネームを言ったり、細かい気遣いができている&リスナーに寄り添ってる!

 

 

○リスナーメッセージ、すべる()

リスナー 「二人が出演したいテレビ番組は何ですか?」

ジャンボ 「おれは、おもうまい店、かな!池田くんは?」

池田 「月9かな」

ジャンボ 「…え、夢すべりした?」

池田 「夢すべりってなんや!」

ジャンボ 「お疲れっす!」

池田 「喋るズではメッセージを引き続き募集しています!」

⇒変な空気になった時は、テンポよくコーナー変えるのはいいですね♪

 

 

○牛乳石けんのスポンサーコーナー、面白くしづらい逆境の中、トーク力で突破♪

リスナーのこっそりやってる良いことを紹介する真面目系のコーナー。

今週は特別回で、出演者ふたりの「こっそりやっている事」を紹介して勝負。

池田 「僕が紹介するのは、”違う天使がいるよ”という本!恋愛中の藤田Dにプレゼントしました」

ジャンボ 「はあ?タイトルが、他に天使がいるってなんだよ!

好きな人がいる時って、その人しか見えないだろ!月9でなに学んだんだよ!」

※さっきの月9を活かしてる

池田 「ひとりの女性をおっかけ過ぎるのと傷つく時もあるだろ。」

ジャンボ 「はあ?アクアタイムズがいたらブチ切れてるよ!

(アクアタイムズのボーカルのマネして)あのさあ池田くんさあ聞いて!!もう一度言うよ、

気持ちを言葉にするのは怖いよ~♪

池田 「プライベートのアクアタイムズは知らん!」

⇒2人が紹介するのではなく、リスナーの投稿を紹介する参加型にした方がいいのに。

⇒少し真面目系のコーナー雰囲気の中、二人のトーク力で面白くしている()

 アクアタイムズの歌詞を紹介するだけではなく、

 今回はアクアタイムズのボーカルのマネして、セリフまで言ってきた()

 

 

○コーナー「ひらほー、たまにゃんのアンケートクイズ」は不要かと(笑)

日向坂46の二人メンバーの回答を予想するみたいなコーナー。

内輪ネタだし、日向坂ファン以外には、説明不足でよく分かりませんでした…

 

例「しるなしタンタンメンと答えたのは、ひらほーorたまにゃん、どっち?」

例「~の時、ひらほーは何と言った?」みたいな。

⇒このコーナーは、どんな芸人さんがやっても面白くならなそう…

(ボケてもリスナーには伝わらないから、ガチで正解を当てにいくしかない…)

(そもそも日向坂46を知らない人には、、ギャップとかあるあるを回答しても、伝わらないかと。。)

 

例えば、大喜利ぽいく「タモリさんがMステ中に質問そうなことは?」とかみたいに、

 みんな知ってるタレントがお題なら、まだギャップを作れたり、ボケたりできるかな…

⇒リスナーは、日向坂より、レインボーに興味があるから、ここまで日向坂に寄せなくてもいいかと。

⇒ジャンボさんが、なんとかボケ回答はしていたが。

(日向坂の~が~の時、言ったセリフは?)「いくらなんでも、ガリガリくんの梨味がうますぎる!」

 

 

○リスナーのフツオタを面白くできる、最強のパーソナリティ♪(パート1)

リスナーとレインボーの計3人でも漫才が成立している!

 

リスナーメッセ 「僕も藤田Dの恋を応援しています。もともとアクアタイムズは好きだったので、

あらためて、藤田Dに歌詞を送りします。気持ちを言葉にするのは怖いよ~♪」

⇒レインボーがリスナーのボケを誘発できている♪

⇒リスナーは、もっと変な歌詞を抜粋しても良かったかも!

(意味分かんないやつとか)

(「気持ちを言葉にするのは怖いよ~♪」は、少し飽きてきたら、別の歌詞がほしい時間だったw)

 

 

○リスナーメッセージ紹介、出演者と漫才が成立してる(パート2)♪

リスナーメッセ 「おいジャンボ!!お前、人の恋愛を笑うなって言ったよな!じゃあ、

池ちゃんが勇気だして”月9に出たい”って夢を否定すんなよ!ステキな夢だろ!」

※リスナーのツッコミボケ&視点が理想的!

ジャンボ 「いいか?落ち着いて聞けよ、ハンペンざむらい!ラジコでちゃんと聞き直せよ!

池ちゃんの ”月9に出たい” の言い方は ”月9ぅに出たぁい” ってふざけたからな!って

めちゃくちゃボケてたからな!」

※リスナーに言い返すことによって、さらに盛り上がる。

 

 

○エンディング、お知らせまで面白くしようとするジャンボさん♪

急にジャンボさんが、「東京エフエム主催の桑田佳祐のイベントお知らせです」と、言い始める

 

ジャンボ 「~~現在、チケット受付中です!さあ、詳しい情報は~をご覧ください!」

池田 「なんで勝手に桑田さんの告知してんの?お前でんの?

お前、告知することによって、何か招待してもらおうと思ってんじゃいの!?」

※池田さんがツッコミを入れることで、お知らせまで、二人のトークのネタになっている♪

 

 

■まとめ

考えさせられる事が多すぎて、ブログを書くのが大変でした!笑

面白い番組を、解説するってすごいナンセンスだけど…挑戦してみました。