SUV全盛の中、３列シートのミニバンも根強い人気がある。そんなミニバンであるが、２列シートのモデルはことごとく失敗に終わっている。ということで、今回の鬼地街～は、そんな２列シートミニバンをピックアップ。
*ティーノ
日産が結構気合を入れて開発したミニバンで、サニーのプラットフォームを使用しながら３ナンバーサイズのワイドボディとなっていた。真ん中のシートにきちんと人を乗せられるようなシートを用意したためである。
しかし、そんな日産の思惑は見事に外れ、ルノーの子会社になるハメになったのである。
*エディックス
ホンダもこのティーノと同じコンセプトの２列シートミニバンをリリースした。「あんなところと一緒にすんな」と言ったかどうか定かではないが、センターのシートのサイズをティーノよりも大きくし、左右よりも少し後ろにセットするということをしたが、売れなかったのはティーノと同じであった。
*ナディア
オデッセイを意識しながらも５ナンバーサイズに収めたことにより、ヒットした初代イプサムをベースに２列シート化したのがナディアである。オーバーフェンダーを装着して３ナンバー化させたクロスオーバーモデルも存在した。
*S-MX
ヒットした初代ステップワゴンのプラットフォームを使用し、２列シート化とリアドアをヒンジドア化したモデルであったが、デビュー当初はヒットしたものの、気が付くと、不人気モデルとなり、DQNヤンキーしか乗らない車になっていた。
*RVR
クロスオーバー的な２列シートミニバンであったが、初代モデルはスポーツギアを筆頭に人気があったが、２代目でシャリオグランディスがヒットしたことから、ユーザーがそっちに流れ、気が付けば廃止に追い込まれ、SUVにモデルチェンジされてしまった。
また次回お会いしましょう。