明日から、新年度である。新年度というと、入学式や入社式がついてくる。その入学式や入社式でキャラをいきなり変えてくる人というのもいるものである。ということで、今回の鬼地街~はモデルチェンジでキャラが変わった車をピックアップ。
*セド/グロ(Y31)
モデルチェンジでキャラが変わった車として真っ先に挙がるのが、セド/グロと言えよう。Y30までのベタなド演歌のサルーンからスポーティさを全面に出したデザイン・コンセプトに大きく舵を切ったのだから。このモデルでVIPカーブームのはしりともなったグランツーリスモが出現する。
*クラウン(S30系)
クラウンも現行のモデルでキャラが変わったと言える。FRのセダンもラインナップしているものの、カムリをベースとしたFFベースになり、ボディ形態もセダンに加え、5ドアHBやSUVが出てきているので。また、それまで存在した6気筒エンジンが今回のモデルチェンジで消滅している。
*ベンツAクラス(W176)
ベンツのAクラスも3代目のW176でキャラが変わった車である。FFの5ドアHBという基本パッケージは同じものの、それまでの背高なフォルムからワイド&ローのスポーティなフォルムに変貌したのだから。それまでの背高なHBというコンセプトはBクラスに受け継がれている。
*デミオ(DE型)
デミオも上のAクラスと同じように背高なHBから背の低いスポーティなフォルムに変更したモデルである。ただし、それまでの優れたパッケージから後退した感は否めない。
*ギャラン(E30系)
それまでの端正で清楚なフォルムが三菱車の特徴でもあったが、このE30系ギャランでは丸みを帯びた筋肉隆々なフォルムに変更され、ここから三菱車のデザインが大きく変更されたと言っても過言ではない。このE30ギャラン、デザインの段階で、2案あったデザインを破棄し、新たにデザインさせ直したという気合いの入ったものであった。
次回より、タイトル名少し変わります。