先日このブログでも掲載させていただいた、ヴィンテージサービスシューズのカスタムリメイク。

 

このブログを見てくれていただいている靴好きな紳士の方にも、今のところわりと評判良く

実際に僕の中古の靴もVibramソールでカスタムしてほしい!

 

っと、遠方より郵送で送っていただきました。

こうやってブログに書いたことがダイレクトに反応あるって、やっぱり素直にメチャクチャ嬉しいっすね

 

送っていただいた、古い革靴はこちら

まな板の上にのせられ、これから捌かれる魚のように・・・逆さまの状態ですが・・・これから解体していきます

 

 

まずはヒールを剥がしていきます。

積み上げと言われる、ヒールベースも一緒に剥がして解体していきますよー

 

 

靴を傷めないように、優しく丁寧にヒースベールを取り外すと・・・

おっ? 鉄釘じゃなくてウッドペース、木の釘で固定してあるじゃないすか!!

いいねえ、こういう昔ながらの仕事に触れるとついつい嬉しくなっちゃうなあ

 

ウッドの釘でも強度的にも問題ないんですけど、ウッドペースを打ち込むためには下穴をあけなる作業が必要とか、品質のばらつきやコストの問題で鉄釘が主流になっていっちゃったでしょうね

 

 

そして、靴底を縫ってある糸も切って、靴底ソールを剥がすと・・・

ウッドシャンクにこれでもかっ!ってほど泥?ほこり?土?

もうよくわかんないほどに劣化しまくったコルクが見えますね

 

 

こんな感じに炭化?状態になったコルクは、雑菌の温床。嫌な臭いの原因にもなるし、クッション性もまるでなし

10年以上靴底の交換していなくて長く履いている、グッドイヤーウェルト製法の靴は、ほぼほぼ靴の内部がこんな状態になっていると思っていいですよ

 

 

では、劣化したコルクを丁寧に除去して、古い糸を除去すればとりあえず解体は終了。

 

あとは、新しい練りコルクを充填して、基本的には解体の時の逆回転で組み立てしていきます

 

 

今回カスタムさせていただいたヴィンテージサービスシューズの作業ムービーはこちら

 



 

ムービーのように組み立て工程を経て

 

 

スニーカーを履いているようなクッション性・はき心地のVibram2060ソールを装着したことと

 

カスタムしたよ感がほしいので、靴にボリュームを出すために5mmのレザーミッドソールも追加しました。

 

 

杉浦

 

 

当店ではヴィンテージシューズの修理・カスタム以外にも、レッドウィングなど色々な靴・ブーツの修理が可能です

RED WING 875のバリエーション

2017.11.05

エンジニアブーツのソールバリエーション

2018.01.05

レッドウィング ベックマンのソールバリエーション

2017.12.21

 

 

 


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引用元:old shoes custom