フェイスブックの投稿より

海外在住 年金ゲットへの長い道のり

(ラマナ・アシュラムの対面の銀行。私はプーナという大都市のワリとメイジャーな銀行に20年ぐらい口座を持っているが、田舎のティルのこの銀行には(゚∀゚)した。
たいていの人が入口で履物をぬぐ。通帳はその人の写真を貼りつけると。数人しかいない女性行員はサリー姿)

(銀行でもらった書類。写真の撮り方が悪いのでなく、もともと印刷が薄くて私には読めない)


外国に住んで年金をもらうには毎年現況届けという物を年金機構等に送らなければいけない。
住所証明を送るのだが、まだ生きているから年金ちょうだいよね、という生存確認なのだ。

日本に住んでいれば住民台帳で生死はわかるから現況届は一度だけで良いのかな。でも海外在住者は日本に住民票がないので、何かの生存証明を送らねばならないのだ。毎年。

これがめんどくさいのだ。

年金機構の場合は日本大使館/領事館の住所証明を送れと。(私学共済は証明書なしでもオーケー)

わざわざティルの田舎から昼間ならタクシーで片道5時間ぐらいもかけて。ババアがタクシーといえども10時間も車に乗ったらヘトヘトになるぞ。それとタクシー代が9000ルピー。。。17000円ぐらいもかかるんだ。雀の涙ほどの年金なのに(_ _)

外国の状況を知らんで日本の常識を当てはめられても困るんだよね。

前に住所をプーナで届けていた頃は日本に帰った時に年金事務所に電話して、ババアが領事館まで往復8時間も車で移動したら病気になります。日本の常識を海外に当てはめないでくださいとねじ込んで領事館から住所を届けてあるむねのメイルでオーケーだと納得してもらった。そして領事館のIさんに頼んで届け出住所のメイルをもらっていたのでボンベイに行かなくて良かった。

ところがチェンナイの領事館は領事館まで赴いて住所証明を受け取れと。年寄りの体力無視で冷たいことこの上ない。

しかも外国人は全員C Form という住所登録をポリスにするのだが、それでは住所証明にならないという。

ヴィザが特殊なら住所をポリスに登録のきちんとした書類があるのだが私のヴィザではそれは作れない。でもそういう人間も住所証明を必要としているということを領事館は理解して欲しい 。

オフィシャルなところからきた手紙なら住所証明として受け付けるが、アマゾンとか友人からの手紙では住所証明とは認めないという、杓子定規なポリシーで。

年金機構はたまあに何か送って来るだけで必要な時にそれがないことが多いんだよね。
去年は新しく口座を開いた銀行からの手紙がたまたまあってオーケーということになった。

ので、今年はその銀行に住所変更届け(去年の8月に新しい住所に移ったので)を出して銀行の出す書類が住所証明にならないかと考えた。

1年半ぐらい前に口座を開いたラマナ・アシュラム前のマイナーな銀行に聞きに行った。

何度も行っているので勝手知ったるなんとかで助けてくれそうなお兄ちゃんに聞いた。

そしたら、パスポートコピーとヴィザコピーとポリスへの住所登録のC Form を持ってこいという。(前にそこにいたお兄ちゃんの方がフレンドリーね。今度のやつはちょっと上から物を言いよるなあ)

翌日また彼のところに行って、言われたコピーを3枚渡した。お兄ちゃんは住所変更は明日にはできているといった。PCで新しい住所を打ち込む作業をやるから明日と言うのかなあ。

で、またその翌日彼のところに行った。私が住所証明が欲しいというと、何で必要なのかと聞くから、日本領事館で住所証明をもらうのに権威のあるところの書類が必要なのだといった。
じゃあstatementと言う書類(口座にいくらあるか、金の出し入れ?)をあげるという。

で、そのために写真の書類にかけという。

その書類、写真のとり方が悪いのではなく、もともと薄くて読みにくいのだ。ましてやババアのワシには難しい。
(インドの書類は印刷が薄いとか字が小さいが、インド人の老人は困らないんかなあ? インドなら老人には息子がついてきて世話するか。)

ワシは老眼鏡もペンも持って来るのを忘れていた。(ほとんどいつものことだけど)

ペンはカウンターで作業をしていたオヤジに借りた。そのオヤジは(これまでの観察によると)エーゴが話せるようなやつではないので、そのへんにいた若いお姉ちゃんに聞いた。

(立っている子がウッタラカンドという北出身の子。北と南では文化も言語も食べ物も違う。ティルは保守的だから銀行の独身男性とかとは友達になれないだろうし、友達いないんでは?(南の田舎では女性は家族以外の男と口をきくべきではないんですと。大変だろうな。)

字が読めないので間違えて書いていたみたい。サインをとか日付けをここにとか教えてくれた。いつからいつまでのstatementが欲しいのかと聞くから、今年の初めからにした。

それをお兄ちゃんのところに持っていったら、今日の日付けが間違っていると言われた。あらっ! そうなの? さらにサインを2箇所にしろと言われた。

で、めでたく写真右の紙をもらえた。Bank Statementと言うのはヴィザの登録とかにも必要らしい。口座に入っている金額はどうでも良いみたい。ワシはこの口座をアマゾン・ショッピングに使っている。

で、上の方に新しい住所が記載されている。

これを領事館が住所証明と認めてくれると良いのだが(銀行に出したのは領事館が認めないC Form というポリスの住所登録なんだよね)

これしかでっち上げる書類は思いつかんのだ。ダメとかいわれても困る。領事館の住所証明付きで現況届送らないと年金もらえないもんね。

チェンナイまでわざわざ行くのは体力とタクシー代がかかるからもうすぐティルを去ってチェンナイからプーナに飛ぶときに領事館に寄って住所証明をもらおうと思うのだが、どう言われるかなあ(もちろん前もってアポイントメント取るんだけれど)

このしちめんどくさをウチのイタリア人のおばさんにこぼしたらイタリアもおんなじで官僚主義的よと言われた。
うまく住所証明もらえるかなあ?