チェンナイでプーナ行きの飛行機に乗る前に日本領事館に寄って在留証明(住所証明)書をもらわないといけなかった。

海外在住だと年金をもらうのに毎年現況届というものを送らなければいけない。領事館の住所証明書をつけて。まあまだ生きているわよ、年金ちょうだいね!ということか。

今まで20年以上ぐらいは在留届を出していたボンベイの領事館だと、(本当は領事館の印鑑のついた書類でないといけないのだが)、私がプーナに住んでいるという届けを領事館がメイルで送ってくれた。

日本で年金事務所に65過ぎたババアが往復8時間も旅行したら病気になりますとかけあってそれでも良いことになったので領事館からのメイルでオーケーだったのだ。

が、ついに在留届をボンベイからチェンナイに変えたら。。。

チェンナイの領事館に電話したら、ボンベイがどうだったかは知りませんが、取りに来いと。本来は申し込みして翌日に出すものだけど、遠くからくる人には午前中申し込みして、午後に出すと。

ティルのバヤイはプーナよりもさらに領事館に遠くて待ち時間除いて往復に10時間かかる。タクシー代も労力もたまらんので今回チェンナイに行くのについでに領事館に寄って在住証明書をもらうことにした。

で、電話に出たお姉ちゃんいわく、フツーは1時間ぐらいでできるのだけれど、時々サーバーダウンとかでできないことがある。その時は改めて別の日に取りに来いと。

ティルからチェンナイまで往復10時間かかると言っても、70のババア(ちょっと年をサバよんでいるけれど)は病気になりますと言ってもダメ。メイルとか郵送では送れません、ですと。

この女はオマケに前に問い合わせた時に証明書代は800だといったが、サイトを見たら年金事務所に提出する際は無料となっている。

どういうことですか?と聞いたら、ボンベイの領事館に電話ですませたというからそれが年金用のものかわからないからだと言いおった。それを証明できる書類が認められば無料だとかとも言いおった。

カチンときまくるエナジーで電話で話しただけでストレスだった。ボンベイの領事館に以前いた人は本当に親切だったのに、雲泥の差。

でも私の飛行機は15:00なのでトラブルがなければ午前中に出してあげるとは言った。

なんだかんだで前夜はほとんど眠れんかったのだ。

4:30頃にティルを出発した。早朝なので交通渋滞に巻き込まれずタクシーはスムーズに走った。(時々ひどい渋滞にまきこまれてとんでもなく時間がかかることがある)

ドライバーは領事館の場所を知らないので、電話で誰かに聞きたくっていたが、私はそれが危なっかしいので、私の携帯のマップで助けてあげた。
聞き取りにくい名前とかもドライバーはよくわかってタクシーは予定よりもずっと早く領事館に到着した。

領事館は9:00からなのだけれど、8:20ぐらいに着いた。

で、領事館の門のところに行ったらセキュリティみたいなお兄ちゃんが9:00まで待てと。それは当たり前だけど。

ドライバーが時間があるのでどこかに消えそうだったからラップトップ入のバッグをしょっていた。70近いババアには十分重い。

門のワキっちょの石の上に座ろうとしたら、そこには座るなという。道路の反対側に立っていろというのよね。セキュリティのためですと。

で、トイレに行きたかったのも9:00まで待てと。名前と何の用できた、アポイントメントはあるか?と聞くから答えたんだけれど、また別のヤツが同じことを聞きよる。

ワシは頭にきた。やつらは上からサーバントにでもいうようなエナジーでものを言いおったが、ワシは日本国籍で、自国領事館のセキュリティにこういう扱いをされるすじあいはない。インドは階級制度が厳しいからこういってはなんだが、セキュリティにあんなにエラソーに言われると相当気分が悪い。(ボンベイの領事館は何度も行ったが、インド人には厳しいが日本人には丁寧だったぞ)

頭にきていたら、日本人の若い男の人が中から出てきて、彼らは仕事をしているだけだという。セキュリティだと思ったお兄ちゃんはポリスだったんですって。

そういやぁ、ポリスの制服だわね。でもエナジーがじぇんじぇんポリスっぽくないし、ほとんどエーゴが話せんし。

日本人の男の人に、彼らは何度も同じことを聞く、70の荷物を持ったババアに40分立って待てというと言ったら、トイレも行かせてくれたし、座って待っても良いことになったし、同じ質問も止めてくれた。ヤレヤレ。

で、9:00になってやっと中に入れてくれた。ラップトップと携帯はセキュリティのために入口で預けると。

カウンターの前にたぶん防弾ガラスが入った2畳もない狭い場所に座ったらインド人のお姉ちゃんが現れた。電話で話たのとは別の人みたい。

お姉ちゃんの前で書き方を聞きながら申請書に記入した。

(こういうフォームいちいちダウンロードさせないで窓口に置いて置いて欲しいわよね。

サイバーカフェに行ったら、フツーにやったら1枚にプリントアウトできなくてヘンなところで切れる。それではまずかろうと別のもう少しまっとうな人のいるサイバーカフェに行ったのよね。めんどくさい事をさせる)

で、在住証明書を年金用のに使う証拠に年金証書のコピーを渡した。住所証明はFRO(ポリス)にオンラインで届けた書類を渡した。

お姉ちゃんはしばらくして戻ってきて、FROに届けた書類ではダメだという。
駐在さんとかエントリーヴィザを持っている人はポリスにいろんな書類を揃えてめんどくさい登録をする必要があるのでポリスに登録した書類を持っている。電話で話したお姉ちゃんは私のことを登録の必要がないヴィザの人だと思わなかったらしい。

どこか公的機関から私の住所に送られてきた手紙とかないかというから、インドの銀行から送られてきた手紙がありますけれど、それは持ってきていません。そういうことは電話で言ってほしかったですと私は言った。

わざわざほとんど寝ないで、セキュリティたちにヒドい扱いを受けて待ったのに、出直せというわけ!? と怒ったというよりもまた来ないといけないわけ!?とものすごく暗くなったのだ。

私がインドのロックダウンがきつい頃、毎月ヴィザの延長をしていたのだけれど、FROから送られてきたresidential permitが携帯にあります。今の住所であるかどうかはわかりませんけれどといった。

彼らが欲しいような書類は何もないと。アパートの契約書はと聞くから、私がそこに引っ越した頃はインド・ヴィザの状況がクリアでなかったし、今でもどうなるかわからないので契約していないです。

電気代の請求書は?と聞くが、今は払っていないし、払っても私の名前ではなく大家の名前だわね。電話代の請求書は?と聞くが、いつまで住めるかわからん家に電話はひかないわね。

お姉ちゃんはまた誰かに聞きに言った。

私が待っていた場所はスゴく狭い上にACがほとんどきいていなかったのだ。そこで延々とお姉ちゃんとやりとりして、長々待たされてものすごくストレスだった。

お姉ちゃんはしばらくして戻って来て、今回はしかたないからそれで良いことにしますといった。次回からは年金機構からとか公的機関からの手紙でも持って来てくれと言った。

お姉ちゃんはハーフインディアンの日本国籍だということがわかった。日本語が時々ヘンだもんね。でも電話に出た人のようにキツくなくてよかったけれど。

それからしばらくしてやっと証明書は出てきた。ヤレヤレ。

領事館から出てタクシーに戻ると開門までの待ち時間40分を含めて、2時間10分かかっていた。

本当にヘトヘトだった。ということでこの後トラブルが起こるのだ。

(住所証明についてチェンナイの領事館はものすごくうるさいことを言うけれど、要するに年金機構の現況届というものは生存確認なんだからそんなしちめんどうなことは言う必要はないと思うんだけれど。
ものすごくしゃくしじょうぎでイヤだった。毎年これをやるのかと思ったら暗くなるけれど、来年のことは考えんとこ)