どんどん投入時期が遅れているスーパーアグリF1チームの新車「SA06」ですが、そのSA06を開発しているチームのテクニカル・オフィサー、マーク・プレストン氏が、デビューは7月のフランスGPになると明言しました。


スーパーアグリ「SA05」


これはプレストン氏がイギリスの「ITV」に語ったもので、SA06のデビューは7月のフランスGP、そしてこのニューマシンには1周あたり0,4秒ほど速くなるというシームレス・シフトをギヤボックスが投入されるということです。それにプレストン氏は「われわれは1周あたり最低2秒から3秒短縮する必要がある。もっともそれは可能だと思っているがね」と語っています。本当に2秒でも速くなってくれれば、いいのですが・・・


もしSA06のデビューによって、SA05より2秒速くなったとして、前戦スペインGPの各車のファステストラップに当てはめてみます。スーパーアグリの2人では当然佐藤琢磨が速く、1,20,411でした。2秒速くなるということは1,18,411で、こうなるとMF1やトロ・ロッソどころか、このレースではトヨタの2台も抜いています。参照http://sports.yahoo.co.jp/f1/2006/spain/0514/fastest.html


そしてもし3秒速くなったとしたら、ウィリアムズやレッドブル、BMWザウバーより余裕で速く、あと少しでホンダと並ぶかというくらいです。SA06には琢磨のためにも本当に2秒から3秒速くなってほしいものです!プレストン、頼むぞ~