既に2007年からマクラーレン・メルセデスに移籍することが決まっているフェルナンド・アロンソですが、まだそのアロンソのチームメイトとなるドライバーは決まっていません。候補に挙げられているのは現在マクラーレンに所属するキミ・ライコネンファン・パブロ・モントーヤに加え、GP2のルイス・ハミルトンという声も挙がってきました。


マクラーレングループのCEO、マーティン・ウィットマーシュ氏はキミ・ライコネンが一番いいようです。ウィットマーシュ氏はイギリスの「ガーディアン」に対して、2007年、ルノーからアロンソが加入するのは明らかなこと。しかしまだライコネンがどうするのか結論は出ていない。われわれの考えるベスト・ラインナップは、アロンソ&ライコネンというものだよ。だからモントーヤについては、ライコネンの判断次第ということになる」と語り、少し大げさですがマクラーレン側はライコネンが移籍するなら仕方ないからモントーヤと契約するということでしょう。


ファン・パブロ・モントーヤ

<移籍先ではトラブルを起こさないように・・・>

しかし、モントーヤ自身はもしマクラーレンに残留してアロンソのチームメイトになった場合、完全にナンバー2になるとして嫌がっています。マクラーレンもこのような発言をしていることから、モントーヤが今季限りでチームを離れることは確実でしょう。レッドブルかな?


そうなると、ライコネンがフェラーリに、モントーヤがレッドブルに移籍してしまった場合、アロンソのチームメイトはどうなるのでしょうか?ウィリアムズのニコ・ロズベルグというウワサもありましたが、ロズベルグはウィリアムズと長期契約を結んでいるため、可能性は低いでしょう。そこでF1ヨーロッパGPと同じくニュルブルクリンクで行われたGP2で、第1レース、第2レースを連勝したメルセデス系のルイス・ハミルトンという声が挙がってきました。


AUTOSPORT WEBによると、イギリスのモータースポーツジャーナリスト、アラン・ヘンリー氏によると、「私の持っている情報源によれば、今年マクラーレンはレッドブルとBMWザウバーの2チームに対して、ルイス・ハミルトンをラインナップに加えてはどうかというオファーをした。もちろん“貸し出し”という形でだ。だが、どちらのチームもそのチャンスに手を出そうとしなかった。ニュルブルクリンクのヨーロッパGPのサポートレースとして開催されたGP2で2連勝を達成したハミルトンのパフォーマンスを見て、彼らは大いに後悔しているかもしれない。マクラーレンのトップマネージメントのひとりは、そのパフォーマンスを『まさしく驚異的』と形容し、さらにハミルトンを2007年のフェルナンド・アロンソのチームメイトとしてF1に起用することを真剣に検討する可能性があると認めた」と証言しています。


ルイス・ハミルトン

<速さなら抜群!F1でも活躍できるでしょう!>


ニコ・ロズベルグやヘイッキ・コバライネン、スコット・スピードといったF1ドライバーを初年度から生んだGP2シリーズでいきなり大活躍していることから、マクラーレンがこの期待の新人をデビューさせる可能性は少なくないかもしれません。