スーパーアグリＦ１チームのレースドライバーの座をフランク・モンタニーに譲った井出有治ですが、チームは当初予定していたサードカーを走らせず、井出はヨーロッパＧＰでは予想されていた金曜日セッションも走らないことになりました。
＜井出がＦ１に帰ってくる日はあるのか？＞
今回の件はＦＩＡからの「要請」ということになっていますが、チームの鈴木亜久里代表によると「強制ではないが、実質それに近いもの」ということで、ほぼＦＩＡからの命令で今回の井出更迭になった模様です。９９年からこの井出を育ててきた亜久里代表は会見で「ずっと井出を走らせるつもりだった。非常に残念」とコメントし、苦渋の決断だったようです。
井出は今後チームのテストだけ参加と発表されていますが、今後当分チームのテストはなさそうです。そしてスペインＧＰ以降のドライバーについては様々な憶測が飛んでいます。日本の読売新聞はチームはこれからモンタニーと１戦ずつ契約を更新していくとのことで、佐藤琢磨＆フランク・モンタニーのコンビが続く模様だと報じていますが、同じく日本のスポーツニッポンは昨年の日本ＧＰでジョーダンのサードカーをドライブして高い評価を受けた山本左近がスペインＧＰから起用されると報じています。
オールジャパンの夢は５戦目にしてはかなく散ってしまいました・・・