其の十五 『新たな人生へ〜“The” Life
』
小津安二郎監督の作品を10本視聴した。
小津監督は家族をテーマにして、
さまざまな物語を世に送り出してきた。
どれも味わい深く、考えさせられる。
一連の名作群を通して、
小津監督が社会に送るメッセージとは...
下町歩きで出会った
ご自身の箴言の中にあると思う。
【写真①】江東区古石場文化センターのエントランス付近にて
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“なんでもないことは流行に従う
重大なことは道徳に従う
芸術のことは自分に従う“(by 小津安二郎)
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これを私は自分の表現に焼き直し、
生きていく時代も加味することにした。
それに際しては下地を明かす。
サントリーの中興の祖として知られる
佐治敬三氏の提唱した“3C“である。
(Culture, Community, Create)
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“Current, Classic, Create,
This is The Life ‼︎“(by 味酒 ふびと)
※ 敢えて品詞混同とした。
“共生“を謳うためである。
【写真②】JR柏駅前の飲食店“THE LIFE“の店内より
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新たな人生のはじまりに向けて
言葉を挙げておく。
“一身にして二生を経るが如く、
一人にして両身あるが如く“(by 福沢諭吉)
私はこの言葉より、
文章家として“味酒 文処(うまさけのふびと)、詠う際には“蜩晏(ちょうあん)“と号する。
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《ペンネームの由来》
味酒 ... 大学時代の空海の師、味酒浄成より。
処 ... とりはからう、しかるべくする。部首は几(つくえ)、旧字は處。
【写真③】司馬遼太郎の『空海の風景』
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《雅号の由来》
蜩 ... セミのヒグラシのこと。夏の終わり、日暮れの頃にカナカナと鳴く。
晏 ... ゆったりと落ち着いている様、心が穏やかな様。
長安 ... 唐の時代の都。長安〜京都までの道は“ブックロード“という。遣唐使が築いた道。
【写真④・⑤】浅草“伊麺処“店内にて。
“空“の文字を背景にボンゴレ・ジャポネーゼに“海“を見立てて。
文責・味酒 文処 拝