其の四 『明治の男風 宣言』

~さだまさしさんの『関白宣言』をもとに~

 

愛宕の誓い 果たすまえに

伝えておきたい ことがある

 

基本的には 書状のとおりだが

あらためて本音を 聞いておけ

 

朝の早起き できればご一緒に

風呂の順番 その日の流れにて

 

メシは“まごわやさしい” 取り組み頼みたい

家族の健やかさ お前にまかせたい

 

忘れてくれるな ふたつのオレの姿勢

たのもしく ふさわしく そばにはいつもお前

 

約束した3つの文字 努める 労う 緩やか

手をかけ 築けば そのうち 子も授かる

 

お前の両親 オレの両親

子らにとりては どちらも祖父母になる

 

親戚付き合い おそらく有益さ

お前らしく 努めればいい

 

旅に出よう 四季のおとずれ

夏はもぐり 冬はすべろう

 

春や秋には 史跡や社にて

学習しつつもな 温泉目当て

 

天気は晴れでも 向かい風もあるわけで

それでも 手をとり 生きることが なにより

 

ふたりは結ばれ 家庭を築くのだから

めぐるのは 大きな笑顔と 福やら そのほか

 

子どもが 生まれ はぐくむときに

ともに悩み がんばろうな

 

贅沢は言わない まずは健やか

優しさ身につけば やってはいくのだろう

 

本音をいえば それも贅沢

とにかくそばに お前がいてな

 

お前とオレが幸せ感じれば 何にもいらない

ただそれだけだ

 

恋愛不向きな オレのような男は

愛する女は 生涯お前ひとり

 

忘れてくれるな オレの愛する女は

愛する女は 生涯お前ただひとり

 

La la la...

(気分で口ずさむ)

 

文責・味酒 ふびと 拝