其の一 『私的なスーダラ節』

〜ハナ肇とクレージーキャッツの

『スーダラ節』をもとに〜

 

流れ流れて 生きてただけで

出したチリ屑 山となる

 

気がつきゃ 互いに後には引けぬ

こいつは失敬 そういうもんだ

 

相手にされりゃ もうけもん

 

ア ホレ スイスイ スーダララッタ

お手紙 飛んでいけ!

 

スーラ スーダララッタ

歌でも なんでも ホイっ!

 

スイスイ スーダララッタ

あっちに こっちにな!

 

スイスイ スーダララッタ

どちらも ありがとさん

 

生きてた稼業は 勤めただけさ

お前さんの世界は 見当つかぬ

 

世の中出るとて 月金 9時5時

まそいつが リズムにちがいはしねぇ

 

こいつは失敬 かまわねぇ

 

ア ホレ スイスイ スーダララッタ

背広で 電車乗り!

 

スーラ スーダララッタ

そいつが 父さんだぃ!

 

スイスイ スーダララッタ

稼ぎは 欲しいがな!

 

スイスイ スーダララッタ

炊事は できんよな!

 

今まで誰にも 相手にゃされぬ

だから お前を 信じるさ

 

生きてく家族が できたりすれば

そいつが 生きてく喜びさ

 

ありがと 大好き よろしくな

 

ア ホレ スイスイ スーダララッタ

昇って 願ったぞ!

 

スーラ スーダララッタ

お前に まちがいない!

 

スイスイ スーダララッタ

いつかは 一緒にな!

 

”カースイ” スーダララッタ

スーダララッタ...

 

文責・味酒 ふびと 拝