たとえ20年間眠っていたところで
36年も経ったイグニッションコイルが大丈夫な筈が無い
テストランではこれまで順調で来ているものの
実は一度だけほんの短い時間、1気筒か2気筒が死んだような症状が出た
たぶん点火系だろうと思いイグニッションコイルをチェック
これまた例によってGPZ900Rのサービスマニュアルのデータによると
一次側コイルの抵抗値は 1.8~2.8Ω
二次側コイルの抵抗値は 10~16kΩ
1・4番用コイルの一次は2.4Ωで合格
2・3番用コイルの一次も2.4Ωで合格
1・4番用コイルの二次も11kΩで合格・・・ここまでは順調だった
ところが2・3番用の二次は52kΩととんでもなくハズレ、いや測るたびにコロコロ変わる
マニュアルにはプラグコードを含めて測るように書いてあるが
試しにコードを外してコイル単体で測ってみたら12kΩで合格
コイルとコードの接続部で接触不良があったのか・・・
組み直したらコイル単体時より抵抗値が減った・・・なんじゃこりゃ
2・3番コイルとプラグコードとの接触不良により
計測値が安定しなかったのだろうとこの時点では安易に考えていた
同じく一度だけ起きた1・2気筒死亡現象も同じ原因かと
最後に適正値を示したので当面はこのまま使えるとして
カチカチに硬くなってたプラグコードだけ新品シリコンコードを購入し装着
一応念のためもう一度テスターを当てて見ると・・・
あろうことか2・3番用の二次は抵抗どころか今度は導通そのものが無い!
コード外して単体で何度測っても導通無し 完全アウト
このタイミングで寿命かいな?
一回目の計測時に値が不安定だったのは最後のあがきだったのか・・・
まあ走っている時にご臨終じゃなくて良かったものの
だったら何もシリコンコード買う必要が無かったし
せめて1m巻×2のコードを切る前だったら返品も出来た
カワサキ純正のイグニッションコイルはプラグコード付きだから
シリコンコードは全くの無駄になってしもうた・・・やれやれ