16年間眠っていたエリミのレストア作業第一歩はキーです。希少車ですが運良く中古で丸ごと一車分の純正キーセットが入手出来たので、各キーシリンダーの交換作業に入ります。

まず最初にメインキーですが、KAWASAKI純正ビキニカウルを外し、ヘッドライトを取り外すと苦労せずにキーシリンダーを取り出す事が出来ました。

 

 

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外してみてビックリ。愛車から外したキースイッチには裏蓋が付いておらず配線類が露出したままです。これだとスチームで洗車も怖いですがゲリラ豪雨の中を走らせたらショートするかもしれませんね。これは私のところにやって来る前…恐らくメインキーを壊された過去があるのでしょうが…その修理の際にミスしたのでしょう。

 

 

 

 

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一番大事なメインキーシリンダーを無事交換出来たので、次にシートロックのキーシリンダーを交換します。ここが開かないとLLCの補充やらバッテリーやらのメンテナンスが出来ません。洗車してもここが開かないと細部を磨ききれませんし、純正工具も取り出せません。

 

 

 

 

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シートロックキーシリンダーも無事交換出来ました。これでメインキー1本でエリミ特有のシート跳ね上げが出来るようになりました。ここが使えるようになるとちょっとした小物ならば工具入れスペースを利用して収納する事も出来るようになります。

 

 

 

 

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愛車のエリミは20年近く前に中古で手に入れたのですが、その際にメインキーとその他のキーとの2本立てだったため過去にメインキーを壊された車両だと判っていました。クルマでもそうですがメインキー(イグニッションキー)が壊れたからといって他のいくつかのキーシリンダーも全部フルセットで取り換えるとなるとかなりの金額になりますし、そもそも古い車両だとフルセットで交換したくとも部品が入手出来ない場合が多いものです。でもキー2本は不便だしずっと不満を抱えたまま我慢していましたが、今回そのストレスからやっとの事で解放されました。キー1本で全てが開閉出来るようになってくれました。

メインキーはOFFの位置から押し込みながら左に回すとロック。ONの位置から押し込みながら右に回すとPで、ハンドルロックがかかるだけでなくテールランプが点きます。

 

 

 

 

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