著者 暁佳奈さんの ライトノベル 春夏秋冬代行者 春の舞 のファンメイドミュージックです。
■春の代行者
■DAW CubasePro11.0
■音
cubase pro11.0
Hatsun miku
addictvedrums2
modobass
v-metal
spitfire audio chamberstrings
xpand2
izotope
■参考曲
サクラ大戦 檄!帝国華撃団 作詞:広井王子、作曲:田中公平、編曲:根岸貴幸
IDOLY PRIDE First Step 作詞:PA-NON 作曲・編曲:田中秀和(MONACA)
作曲動機は小説 ヴァイオレット・エヴァーガーデンでデビューした暁佳奈さんの次作だったこと、初回作とは全く違った雰囲気で日本的な世界観だったことです。
まあ、一番はヴァイオレット・エヴァーガーデンを書いた好きな作家なので、いっそ全部の作品のファンメイドミュージックを作ろうと思ったことかな。
またいつものように小説から歌詞になる要素を探しながら一通り読み進めた時に、主人公の花葉雛菊(かよう ひなぎく)という春を呼ぶ技を持った春の代行者が春を呼ぶ舞歌をする場面がものすごく印象的で、その文章そのものが「歌詞」に見えて、その場で小説を読みながらメロディーをつけ始めました。
つまり、歌詞の大部分は小説の文章からとりました。
具体的にはA、Bメロです。(ほとんどじゃんw)
実際には一番最初にサビの「ひらり ひらり 舞い落ちる桜 大和の国 咲き誇れ」の歌詞とメロディーがあっての~ですけど。
そして、アレンジする前に、参考曲を聴いてみました。
サクラ大戦 檄!帝国華撃団 はブラスがメインで威勢が良すぎたのと、歌詞が小説の雰囲気には残念ながら合いませんでした。
IDOLY PRIDE First Step も音色的には全く参考にはしていませんが、田中秀和さんの曲の中でリズムの抑揚がこれでもかと変化するところを真似たいなと思っていたので、どんな変化をしているのか自分なりに分析して曲に生かそうとしました。
またいつものように新しいことをしようと四苦八苦の連続でした。
でも苦労した甲斐があって、私がいままで作って来た曲のなかっでリズムや雰囲気が一番ころころ変わる曲になったと思います。
音に関しては、琴、笛、尺八、三味線を多用しています。
楽器独特の旋律とか奏法がわからず、これも動画などでいろいろ聴きましたが思ったようには作れませんでした。
それと音自体も琴に関しては特に満足するものを私自身もっていませんでした。
ただ三味線のA1メロ最後のフレーズは、津軽じょんがら節っぽくしました。青森県津軽地方にゆかりのある私のせめてもの足掻きですww
ベースに関しては今回もMODOBASSを使ったのですが、リズムをパートこどの変化させたいの思いが強かったので、パートごとに奏法もあえて変えました。具体的には指弾き、ピック弾き、スラップの3種類を使いました。またスライド奏法でスピード感も出しました。
暁佳奈さん小説のファンメイドミュージックは、ヴァイオレット・エヴァーガーデンで3曲、春夏秋冬代行者 春の舞で1曲の計4曲作りました。
春夏秋冬代行者は「夏」が続編として刊行決定しましたので、もちろん作ります。
最後に、この曲にあえてオリジナルとつけませんでした。
やはり歌詞に小説の文章を多用しているからです。オリジナルとは言えません。
でもあの文章があったから作れた曲なので、ファンメイドミュージックとしては満足していますし、暁佳奈さんには感謝しています。
いつか暁佳奈さんには、あなたの小説に感化され苦しくも楽しい作曲をさせていただいているとお伝えしたいです。
あとイラストはスオウさんと言う方が担当したのですが、イラストをもとにした内容にもなっているようで、見ごたえありますよ。
イラストを使った動画を作りたいのですが、著作権などは気になりますので本の装丁写真になっています。
こんなところかな