<トロ>
確定申告のために医療費のレシートと健保組合から送られてくる「支給のお知らせ」を確認していたところ、他の病院では必ず「窓口支払額」と手持ちのレシートが同じ金額になっているのに、例のドクハラ産婦人科のものは金額が一致しないことに気がつきました。
早速、健保組合にTEL。
トロ(以下ト)「×月支給分で、390円窓口支払いとありますが、この金額を支払った心当たりがないのですが、何の受診かわかりますか?」
健保担当(以下健)「少々お待ち下さい・・・日時は×月×日で、内容はこちらからお話できないのですが病名が付いて受診された形でレセプトが来ています。」
ト「え?そんなはずはないと思います。私は産後はおっぱいマッサージにしか通っていないし、(あの医師の顔も見たくないので)医師の診察は一度も受けていません。」
健「そうですか・・・それはおかしいですね。ただ、こちらからお電話でレセプトの内容をお答えすることができないので、ご本人から病院のほうへ、レセプトの内容確認をしていただいて、その結果をまた教えていただけますか?」
ト「分かりました」
・・・そして、病院に行ってきたのですが・・・
まず、窓口で医療事務担当?の女性に、健保からの通知を見せながら、
ト「私はここに記載されている本人負担額の390円というのは払ったことがないのですが、毎回おっぱいマッサージは決まった金額(1500円)ですよね?この金額は何ですか?」
窓口「うーん・・・(中で事務員同士で相談している)・・・少々お待ちいただけますか?」
~ここから15分くらい待たされました~
窓口「あのー、これで、私たちはどうすればいいんでしょうか?」
どうすればいいんでしょうか??じゃないよ!!
こちらが貰ったレシートと金額が違うからその確認をしてるんです!!そんなことスーパーのレジ係でもすぐに分かりますよ?
ト「えー、ですから、私が支払ったはずの金額とここに載っている金額が違うので、内容を知りたいんですけれども。確定申告があるので、税理士さんに提出しないといけませんし。」
窓口「少々お待ちいただけますか・・・」
~またここから15分くらい待たされ・・・~
ついに医師登場。
相変わらずの一方的な口調ですが、今日は患者が少ないせいか?痛いところをつかれたためか?多少ソフトな感じ。
医師「これはねー、再診料です!再診料!!」
トロ「はぁ。」
医師「おっぱいマッサージはね、本当は健保が効かないんだよ、こんな金額じゃホントは出来ないんだよ!自費でやってやってもいいんだけど、そうするとアンタが何千円も払わなきゃいけないでしょ!だから健保にしてあげてるの!わかった!?これはアンタには全然関係ないから!!」
関係なくないですよ!!私の健保に不正請求してるってことですよね?!
トロ「では、出産入院時にも健保から支給があった旨連絡が来てますが、これは何ですか?」
医師「コレ?コレはアンタが出産する前に入院した分を、自費でも良かったんだけど健保扱いにしてあげたんよ!自費だったらこれだけ(健保負担額の欄を指差しながら)余計にかかっとったってことじゃけーね!」
「やってやった」を連発しながら、一方的に言いたいことを言うだけ言って引っ込んで行きました。
おっぱいマッサージのときに私が窓口で支払う額は1500円、健保のお知らせには「かかった医療費:1300円、窓口支払額390円、健保負担額910円」となっていたので、結局差額は910円だけですよね。まぁそれもありがたいのかもしれませんが。しかも思いっきり自分で不正受給してる(本来健保対象ではないものを健保に請求している)ことを認めているわけですよね・・・。
「支払額が減ったんだからあの先生は親切だ」と思う人もいるのかもしれませんが、健保対象外であることを認識しながら、健保に請求しているのですから不正受給以外の何者でもありません。こう言っておけば患者は文句を言わないだろうとでも思っているのでしょうか?
患者のためを思ってのことだと言う人もいるかもしれませんが、本来はおっぱいマッサージは保険外診療のため、どこの病院でも自由診療として対応しており、このあたりでは大体3000円程度で実施されています。そして、この産婦人科でのおっぱいマッサージは分娩した人に限られており、いわばこれも「客集め」のための一つのツールになっているわけです。それを、健保を利用して安くして、実際には健保から差額を支給されておきながら、患者には「うちの病院は安い、良心的」としていたら?まじめに診療をしているほかの産婦人科や助産院に対してこんなに卑怯なことはないですよね。
それにしてもあまり賢くないですよね。こんなの、患者がちょっと疑問に思えばすぐに発覚することなのに・・・。患者はそんなことに気がつかない、馬鹿だと思っているんですかね。
皆さんも、医療費の明細と健保の支給額をよく見比べてみてください。結構、不正受給は多いようですよ。また、調剤薬局などでも不必要な加算をして金額の水増しということもあるようです。私たちの医療制度を健全に守っていくためにも、医療機関の不正受給を減らす努力は必要なのかもしれません。