「あなたは完璧なのね。
音楽のことも詳しいし、料理もできる…」
…byメリー(ミア・ファロー)
in『ジョンとメリー』
ピーター・イエーツ監督/1969年/アメリカ
すっごい!おしゃれです。
間取りが全くつかめない、広くてスタイリッシュな家に住む
ダスティン・ホフマンさん。
セシルカットがよく似合う、ださかわいいミア・ファローさん。
小動物系ですね
凶悪になる前のウィノナ・ライダーにちょっと似てるような。。
ふたりが出会ったのはにぎやかなバー。
お互いの素性や名前すらも知らないまま、ダスティンさんのおうちへ。
翌朝、お互いのことをなんとなーく探り合う。
ちょっとしたいさかい、妄想、回想を繰り返しながら…
そして彼女はふとしたことから、家を出て行ってしまいます。
バスルームに残していった電話番号は、
ダスティンさん、はずみで消してしまった。
彼女の家を必死で探すものの、なかなか見つかりません……
ホンネとタテマエが使い分けられる、大人の男女の映画です
モノローグがとっても多いのです。
しかも、会話の途中に。
女:電話してくるわね。
男:うん (友達優先かよっ!)
…というような感じ。
これはとっても面白かったです~
疑心暗鬼の会話が、客観的に見てる者からすると最高です。
そしてとってもリズム感がいいんです、英語がっ!
英語で理解できたらもっと面白いんだろうなぁ
昼ごはんに何食べようかって話してるときに、
肉にしましょうってことになるんです。
で、「魚は夜ね。」ってミア・ファローがふと言って…
それぞれに
「長年連れ添った夫婦みたい」 って思ってちょっと照れる。
…ここのシーンがなんかやたら好きでした
あと、回想シーンがすっごくこまめに入れられるんです。
しかも効果的に。
なんか、41年も前の映画なのに斬新な感じです。
そして洒落ている本当に
…ダスティン・ホフマンさん
いままで彼に興味を持ったことがなかったのですが(失礼)、
素敵すぎました。
チーズスフレをささっと作って提供してくれるあの感じ、
そりゃぁもう家に居つきますよっ、ミア・ファローじゃなくともね。
でも、有機食材?にこだわっていて、
ミア・ファローに若干ひかれてました
「卵の味なんかみんなおんなじだよっ!」とか言われて。
こういうのって普通、男女逆ですよね…??
あと笑っちゃったのが、
意気揚々と音楽の知識を語る男
→全く聞いてない、窓の外見てる女
→明らかに落胆する男
→謝りつつも(興味ない話って、疲れる)と思う女
なんか現実味があって面白かったです
こういうところも、映画が古いと感じさせない部分でしょうか。
彼の家でしゃべってるのが映画の大部分なのに、
会話が面白くてまったく退屈しないんですよね
あっ、日本人出てきます
この時代の映画に出てくる日本人は
ほんっとーにステレオタイプでやんなっちゃう。
とりあえずジュードーと会釈らしいです。日本は。
あと無口。
日本人が出てくる理由は謎ですが、
ダスティン・ホフマンもミア・ファローも超はまり役。
なかなか、面白かったです
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