昨年の今ごろ、どうしても行きたい個展があったのだけど、全国でコロちゃんが劇的に増えていて、そしてワクチンを打ってないから東京に行くのが怖くて断念した個展。
念願叶って今年は行けて、すごくすごく満たされた。ただただ、美弥子さんのたくさんの絵を実際に見たくて、それだけのために行ったこと。
別にわたしだけが知ってればいいのだからここに載せなくてもイイけど、やっぱりどこかにその一部を残しておきたくてね。
これは海と空の絵たちで 1,000年後の地球。
1,000年後と言ってもそれは今日かもしれないし、今とも言える。すべてが今ここにあるから。
日が暮れてからライトの下で見る絵と
昼間の自然光の中でも見たくて二日間通った。
この絵のような見てるだけて優しい気持ちになるような、そんなひとになりたいなって願ったけど
自分にはそんな要素が1㍉もなくて笑った。
だけど、その日
美弥子さんをトークショーではじめて生で見て、ちょっとびっくりした。
あんなにやわらかな、見てるだけで癒されてくような優しい光の絵を描いてるのに
本人は自分の考えをしっかりもってる、芯のある女性だったから。
夜は部屋を暗くして、東京の夜景をいつまでも見ていた。眠らない街。いつまでもキラキラ。
だけど、わたしが一番感動したのはコレ↓
東京に太陽がのぼってきた 5:30ころ。
カーテン開けっぱなしだから、この朝日が部屋に入ってきて目覚めるという(笑)
なんて美しいんだろう。
ヤバすぎて涙が出そうになった。
泊まる場所を吟味したことがなかった。
狭いビジネスホテルが普通だった。だって観光が目的なんだから部屋は狭くてもイイし、って。
でも、こういう世界があるんだ、って。
自分にその高さからの景色を見せてあげた、ってこと。
涙が出そうだった。
自分に〝ありがとう〟って。
この景色を見せてくれて。
いつまでも いつまでも見ていられる。
ただただ満たされた気分だった。