自分が嫌な思いをした時

自分のことをわかってもらいたいと、

人に話して楽になりたいと思うものです。

 

でも、なかなかうまくいきません。

話を聞いている方はただ愚痴を聞かされているだけと

うんざりされてしまうこともあります。

こうすればいいじゃんとアドバイスされ

かえってモヤモヤしてしまうこともあります。

 

話をする側は話をしているうちに怒りが湧いてきて

聞いてい方はなぜか怒りをぶつけられているように感じることもあります。

 

それでも多くの人は

自分のことをわかってもらいたいのです。

ただ楽になりたいだけ。

 

ではどうしたらいいのでしょうか?

愚痴をこぼさず抱いた感情は自分の中に留めて

怒りも悲しみもなかったことにして

じっと耐えるのでしょうか?

 

そうではありません。

溜まった心のモヤモヤは積もり積もって

どこかで爆発するのです。

 

そもそもどうして話をしたくなるのかというと

話をしている時に

たまっていたネガティブなエネルギーが出されるのです。

だから楽になるのです。

 

ただそれは一旦楽になっただけで

物事が解決されるわけではありません。

また同じようなことが起きた時に

同じような思いを抱くことになります。

 

人に話をしているその時に

溜まっていたネガティブなエネルギーを出し

それを出し切って楽になったあと

その気持ちに対して客観視できるようにすると

自分の本当の思いが整理されていくことがあります。

これがカウンセリングです。

 

自分の抱いた思いに対して

いい悪いではなく

ただその時に自分はそう思った。感じた。

それが重要なのです。

 

自分にこんな出来事があったから

自分は傷ついた。悲しくなった。怒りが湧いた。

その自分の気持ちにまず自分が寄り添うこと

そこを理解できたとき

ではこうしたらいいんだと

自分で解決を見つけられるようになるのです。

 

ただ、実際は安心して気持ちを出せる環境はなかなかありません。

 

感情カウンセリングでは

どんなドロドロした感情でも

吐き出して大丈夫です。

 

 

自分の思いを一旦外に出して

自分のもっと奥に潜んでいた

気持ちを理解してあげましょう。