前回は赤ちゃんから3歳ごろまでに取り込んだ

菌ちゃんたちが腸内細菌を作り

心と体の健康に寄与していることをお話ししました。

 

この時期はちょうどバーストラウマという

赤ちゃんから3歳ごろまでに形成される

心の傷ができる時期とほぼ同じです。

 

実際に菌ちゃんたちの触れ合いは

安定した心の状態に影響することが

わかってきています。

 

無菌状態で生まれ飼育されたねずみちゃんは

臆病で、落ち着きがなく

注意散漫な行動をとることがわかっています。

そのねずみちゃんたちに

通常に育てられたねずみちゃんの

腸内細菌を腸の中に入れると

精神状態や行動が落ち着きます。

 

他にも、

自閉症の子供達の腸内細菌には偏りがあることが

わかっています。

 

子供のうちに

いろんな人と触れ合い

いろんなものに触れ、

五感を育てることで

腸の中に多くの心と体を健康にする

菌ちゃんたちが住み着いてくれるのだと思います。

 

だからといって

不潔な場所で赤ちゃんをそのままにしておくことが

いいというわけではありません。

カビだらけ、埃まみれは

病気の原因です。

ただ本当にいわゆる普通の掃除、清潔な状態でいいと

私は思います。

 

最近は感染症の影響で

清潔志向、除菌ばかりする方も増えましたが

菌ちゃんたちは

心と体の健康の味方でもあるのです。