前回はずっと苦手だった歌を歌うことが

やっとみんなで歌うことで楽しいと思い始めた矢先、

全然ダメだと否定されて落ち込んだところでした。

 

自分の努力は報われない。

頑張っても誰も私のことを認めてくれない。

もう合唱なんか辞めたいな。

 

でもここでやめてしまったら

私自身が私の頑張ってきたことを

否定してしまうことになります。

 

私はこれまで

誰かから否定されたり、批判をされたことがきっかけで

諦めてきたことがたくさんあります。

その結果、自分でやめておきながら

私は何をやってもダメだと思っていました。

 

これは多くの人が持つパターンでもあります。

 

あなたは今まで

誰かから自分のしていることを

否定、批判されたことで

自信が持てなくなり

諦めてしまったことはないでしょうか?

 

これもインナーチャイルドによる影響です。

 

そのきっかけは

人によって様々ですが

多くの人にとって

子供の頃に傷ついた経験が原因です。

 

私自身、以前の話のように

母親にばかにされたように感じた経験だけでなく

本当にざまざまな過去の傷が

影響していました。

 

みんなと同じようにできないのはおかしい。

こんなこともできないなんて。

あの子の方がもっとすごい。

 

親だけでなく

友達同士だったり

先生からの言葉だったり

何気ない一言が

自分の自信を奪うかのようでした。

 

でも、インナーチャイルドと向き合った後の私は違います。

 

自分がやりたいと思ったことは

他人の意見で決めるものではありません。

結局、『私がどうしたいか。』なのです。

 

本当の自分はどうなのか

問いかけてみました。

 

みんなともっと歌いたい。

 

歌だってまだ始めたばかり

まだまだ道の途中です。

できていないことがあることは当然なのです。

できていないところがあるからと言って

自分自身がダメなわけではありません。

逆に、指摘された部分をどう克服するか

そこが伸び代、良くなるしかない部分なのです。

 

例え指摘されたことが

技術的なことでなくとも、

誰かから悪意を持って傷つけたれたことでも

結局は私自身がどう向き合えばいいか

私が見出していけば良いのです。

相手がどういう意図を持っていても

本当は関係ないのです。

 

全ては私自身。

私の人生を作るのは私です。

 

そう考えると

やることは、ただ練習を続けるのみ。

闇雲ではなく

楽しみながら

技術面は冷静にみながら

自分がどんどんできることを積み上げていくのです。

 

そうしていくうちに

歌に対する怖さはもうなくなりました。

 

気がつけば、ふと歌のことばかり考えて

口ずさむようになりました。

 

なんだか自分の人生の一部に

歌があるかのようになりました。