前回はSIBO(小腸内細菌異常増殖症)の原因について触れました。
もう少し詳しくみましょう。
本来大腸にたくさんいるはずの腸内細菌が
小腸で異常増殖し、小腸内で発酵が進み
小腸の中で水素がすやメタンガスが充満し
お腹の症状が出る病気でした。
SIBOの原因は
①小腸の動きがうまくいかなくなること
②胃酸の分泌が減ること
③食物繊維や発酵食品の摂りすぎ
でした。
①小腸の動きが悪くなる原因の一つに
ストレスがあります。
私たちは自律神経によって
腸の動きも影響されているのです。
緊張している時は小腸の蠕動運動は促進されます。
ショックなことがあり、悲しい気分の時は
小腸の蠕動運動は低下します。
ストレスを感じやすい方は
小腸の動きがうまくいかなくなることがあります。
すると食べたものも小腸の中で停滞しやすくなり
小腸内の腸内細菌が増殖しやすくなります。
②胃酸の分泌が減る原因は
ピロリ菌という菌が胃に住みつくと
胃酸を中和することで酸性が弱まります。
胃酸は強酸性なので
小腸の腸内細菌が増えない働きをしていましたが
それがうまくいかなくなってしまうのです。
また胃酸を抑える薬を常用する人も
酸性度が弱まり結果小腸の腸内先んが増えることになります。
胃酸を抑える薬を飲む方は
普段からイライラしやすかったり
怒りを溜め込みやすく
胃酸の分泌が多くなり
胃が痛くなる人が多いです。
③食物繊維、発酵食品の摂りすぎ
元々腸内細菌の餌となる、食物繊維、発酵食品も
小腸内の腸内細菌が多い状態では
小腸で腸内細菌を活性化してしまうので
結果的にSIBOの症状がひどくなってしまいます。
これらを踏まえると
食事や生活習慣の改善もかなり重要ですが
ストレスのケア、
心の状態を落ち着けることが
いかに大事なことか
わかりますでしょうか?
ストレスに感じることは
なかなか表に出して相談しにくいものです。
カウンセリングや
自分の理解(自分がどんなことが好き、嫌いなど)
が必要になってきます。