腸って何をしているところでしょうか?

 

腸は食べ物を消化吸収して、栄養を取り入れるところです。

そしていらないものは排出するところです。

 

腸は生物の中でも古くからある臓器です。

脳はないのに腸はある生き物もいます。

それほど大事な臓器なのですね。

 

多くの生き物は外から何かを取り入れないと生きていけません。

 

人も何かを食べないと生きていけません。

でも、ただ食べ物を食べるためだけに生きているわけでもありません。

 

人の場合、成長には物理的に大きくなるだけでなく

経験も必要としています。

自らの経験を自分の糧にしています。

この糧という文字は

元々食料の意味がありますが

生きていくための力になるという意味もあります。

 

どんな経験でも糧になります。

嫌なことや辛かったこともです。

 

この糧にするには消化吸収という作業が必要です。

まず、物事を細かく切り分けます。

食べ物を口の中で食べているかのように

噛み砕いていくのです。

自分の身に起きた出来事と

それにまつわる想い、感情などを分けていきます。

こんなことが起きた。

それに対して

自分はこんなことを思った。

こういうことで自分が傷ついた。

 

出来事をただそのまま消化することもありますが

その出来事を通じて何かしらの想いが出てくることはよくあります。

そこで出てきた感情は丁寧に消化していきます。

怒りや悲しみなどは

物事の本質を捻じ曲げてしまうからです。

 

あんなことをするなんてアイツは悪いやつだ。

あんな酷いことを言うなんて酷いやつだ。

あんな態度を取るなんて無礼なやつだ。

一時的な出来事で誰かや何かを捉え違えてしまっては

勿体無いです。

 

アイツにされた態度に

自分がどんなことを感じたのか?

悲しかった、怒りが出てきた

その場合はこの感情を別で扱うことで

一時的な出来事で人や物事を誤って判断しにくくなります。

 

この感情の扱うは

感情カウンセリングで行うことができます。

 

感情は十分理解したら、

自分がどんな時にどう思うのか

自分の思い癖、好きなこと、嫌いなこと

大切にしていることがよくわかります。

自分という人間について理解できるようになり

その上で自分の身に起きた出来事を

自分の人生にどう役立てたいか

考えられるようになります。

すると経験がうまく自分の糧となるのです。

 

なんてうまいことを書いていますが

これがなかなか難しいのです。

大抵、自分は自分の都合で生きたいので

嫌なことは嫌、逃げたいし、

攻撃したくなります。

これがいわゆる消化不良の状態かもしれません。

 

ただ、この自分の感情を理解し扱えるようになると

対人関係のイザコザや大きな壁にぶつかるような経験が

乗り越えやすくなります。

 

私は誰でも消化吸収をうまくできるようになる

能力は育てられると思います。

だってみんな腸という大切な臓器を

もち備えているのですから。

 

感情カウンセリングは

こちら