バーストラウマって知っていますか?

 

バーストラウマとは、

赤ちゃんが、お母さんのお腹の中にいる時から

出産の時に抱える心の傷です。

 

赤ちゃんはお母さんのお腹にいる時

臍の緒で繋がれ

羊水の中で気持ちよく浮かんでいます。

 

赤ちゃんは外の世界の音、感触を

敏感に察知して、反応します。

お母さんだけでなく、

身近な人が話かけた時もですし

周りの音楽にのってみたり

元気よくアピールしたりもします。

 

お母さんのお腹の中にいる時、

お母さんが不安を感じると同じように赤ちゃんも不安を感じます。

お母さんがストレスでいっぱいであると

赤ちゃんもストレスを抱えます。

 

これから出ていく世界が安心したところなのか

危険でいっぱいなのか

お母さんのことをきにかけながら

お腹の中から様子を伺っているのです。

 

そして、赤ちゃんは生まれる時に

今までお母さんと一緒にいた環境から

急に離れることになります。

 

この世界は安全なところだと思いながら

過ごしていたところに

突然お母さんとのつながりが絶たれます。

子宮の収縮とともに

外に出る準備が始まります。

 

そして狭くて暗い産道を通ります。

この時、怖い、苦しいと

これまで感じたことのない

体験をすることになります。

その時、生きていくのは辛く苦しいものだ

という想いを抱くことになります。

 

これがバーストラウマです。

 

生まれると大声で泣きながら呼吸を始めます。

 

生まれてお母さんに会い抱っこされ

たくさんの人に囲まれ

生まれたことへの喜びに溢れると

赤ちゃんは安心します。

 

自分が生まれてきてよかった。

喜び、嬉しさ、安心感に包まれるのです。

 

ですから人によってこのバーストラウマに差ができます。

お腹にいる時に安心できる状態であったか

お産が大変な状態であったか

帝王切開か

周りの環境などによっても

違います。

 

もちろん命を助けるために医療的措置は必要なので

仕方がないのですが

生まれる時にすでに心の傷を誰でももち

その差も人によって違うのです。

 

この心の傷、バーストラウマが

その後の人生に影響します。