自然な生活を提唱し、健康になる方法を伝えている私ですが

今ある医療や化学技術の全てを否定しているわけではありません。

 

昔は病気といえば感染症でした。

天然痘→ワクチンで改善

赤痢(衛生環境の悪い場所、汚染された食物から経口感染、第二次世界大戦で日本も流行った)→衛生環境改善

腸チフス、パラチフス(現在は東南アジア、アフリカ、南アメリカなどの衛生環境の悪いところ生水、生野菜などから感染する)

ジフテリア→ワクチンで予防し、1999年以降日本の発症例なし

ペスト(過去世界的に大流行。今でもアフリカ、南アメリカなどで出る。齧歯類のノミが吸血して感染。)

コレラ(衛生環境の悪い汚染水、食物から感染)

梅毒(性行為感染、ペニシリンで改善したが再燃)

結核(抗生剤で改善したが現在も低空飛行、BCGで予防)

 

現在日本では感染症で命を落とすことはかなり減りました。

医療だけでなく、上下水道発達、衛生環境の改善により飲み水、食べ物からの病原菌感染が減ったことも一因です。

今は日本で感染した人たちを診察するのは海外渡航先で感染することがほとんどです。

 

医療が発展したから今がある。

お産が無事にでき、元気に生まれる赤ちゃんも増え、

お年寄りも増えたのです。

 

自然から離れたから病気が増えたと言っても

今の生活を江戸時代に戻そうとか、縄文時代にしようとかは非現実的です。

科学技術や経済活動発達も医療の進歩も人の役立ってきたのです。

 

今パソコンやスマホを使って世界中に発信できるのも科学技術の発達があるから。

 

ただ、片方の考えだけに固執して行き過ぎることは弊害を生みます。

どとらも必要で大切。

 

いきすぎたことで起きた弊害がわかってきたからこそ、

その経験を踏まえてどういうバランスがいいのか

現代はその匙加減を求められているのです。

 

医療は素晴らしい、科学技術も素晴らしい

そして自然を守るとも素晴らしい。

 

今は行き過ぎたバランスを本来のちょうどいいところに

戻す段階です。

 

これは医療とか病気に限った話ではありません。

一見、悪にしか思えない出来事も見方を変えれば何かの意味を持つことがあります。

どんな生き物もどんな人でも何かの役に立っているのです。

 

どんなに悪人でも、どうしようもないと思うような人でも

その人の本来の能力、得意分野が誰かの役に立ちます。

 

だからこそ、本来の能力に目覚める必要があります。

自分が悪と思っていることのメリットは何か

知る必要もあります。

 

悪が悪ではないと感じた時

悪が誰にでも持ち備えるものだとわかった時に

攻撃はなくなるのかもしれません。

 

それが地球という星なのではないかと思っています。