今医療業界では腸活ブーム、腸内細菌がトピックになり、
ある細菌がこんな役割があるということがどんどん解明されています。
痩せ菌、デブ菌なんて言われ始めた菌もいます。
実際に肥満のなりやすさに関わってくるとなれば
気になってしまうのも仕方がありません。
でも、そこに住み着いたのには
やはり、理由があると思いますし
せっかくなら仲良く共生できる方向にしたいですね。
人は人にとって都合よく、いい役割のものがあれば、
その部分だけをみて良いものと考えがちです。
実験室で、一つの細菌の役割について知ることも大事ですが、
本来は多種多様な細菌が人に関わって作用をしています。
実際に腸の中で起きていることはまだまだ未解明なことばかりです。
こちらの細菌がいなければ、あちらの細菌がうまく働かないなんてこともあります。
まだ名前すらついていない細菌だっているのです。
そう考えると、足りないものを補うという発想も大事ですが、
本来の自然な生活、昔ながらの食生活を見直すことで、
自然と受け継がれた細菌たちも元気になり
うまく働ける可能性が高いのではないでしょうか。
腸内細菌たちは私たちの食べるもので
生きています。
細菌が元気でいられることは私たちにかかっています。
ごはんを食べるという行為には多くのことが関わっています。
ご飯を作ってくれた人がいて、
その食材を選んで買った人がいて、
その食材を育ててくれた人がいて、
その食材を作る細菌や大地、自然があります。
この過程の何かがバランスを崩すと
自然ではなくなり、病気につながります。
今一度、自分の食事と健康について考えてみませんか?