腸内細菌は分業制だという話をしました。

 

巷では、この菌が腸にいい。

この菌が・・に効果的。

といわれることもあります。

最近では痩せ菌、デブ菌なんて呼ばれ方をする細菌もいます。

人はどうしても自分の欲しい役割ばかりが気になってしまうものです。

 

細菌たちにとってはその置かれた環境で自分のできる役割をまっとうしているだけなんです。

その細菌たちがそれぞれいるからお腹の調和は保たれているのです。

せっかく自分のお腹の中に住むと決めた細菌たちがいるのですから

もっと細菌たちの調和の取れた環境にしたくありませんか?

 

そのためには腸に有用菌が数も種類もしっかりいてもらい

その腸内細菌が食べる餌になるプレバイオティクス(食物繊維、難消化でんぷん)があって

その細菌達が産生する代謝産物(短鎖脂肪酸)がちゃんと作られる必要があります。

 

・プレバイオティクス:腸内細菌の餌になる食物(食物繊維、オリゴ糖、難消化デンプン)をしっかり摂ること

・プロバイオティクス:腸内で有用菌になる細菌(納豆菌、乳酸菌)を積極的にとること

・ポストバイオティクス:腸内細菌が作り出した代謝産物で人に有効な作用をするもの(短鎖脂肪酸)ができること

が大切です。

 

 

私たちも腸内細菌のように活躍できるようになればいいのです。

本当に自分のやりたいことを全うできるようになり

それで人の役に立つことができれば、仕事がもっと好きになるかもしれません。

 

世間的を気にして、本来やりたくないことをやっている人が多い世の中

そうなると自分が何のために生きているのだろうと

生きる希望を見失う人もいます。

 

本来の自分の活躍できる能力に目覚め、

細菌たちのように調和の取れた世界にしたいものです。