地球上では宇宙の他の星の爆発、隕石の衝突、地球の地殻の変化など様々な環境変化により何度も大量絶命することがありました。それでもその度に新たな生命も生まれていました。地表が氷で覆われていた時代もありますし、今よりもずっと気温の高い時代もあります。硫酸の海だった時代もあります。
長い年月をかけて、大陸が分裂すればその地で各々独自の進化を遂げ、また別の大陸と融合すれば新たな個体が生まれ、生物には多様性が生まれていきました。
地球は個性と多様性の世界なのです。
地球で生きる限り、生物は危機的状況を乗り越える逞しさを身につけ、一時的に仲間と別れ自己成長し、また別のものと分かち合い融合させ共栄していくようです。地球とはそんなことが経験できる星なのかも知れません。
それは細菌も同じです。細菌たちはその環境に適応すべく、特には住処を変え生きています。酸素を使ってエネルギーにするもの、硫化水素を使うもの、酸素のない場所でしか生きられないもの、様々な生き方があります。
植物もまた地球の変化と共に陸地に上がり、そこで新たな厳しい環境下に耐えられるようになりました。植物の根もまた細菌と共生をしています。
また、カンブリア紀に魚類が誕生、魚類が進化を遂げましたが、大気の酸素は今よりも1.5倍も高くこれはこの時代の植物の大繁栄によるものです。その後爬虫類が生まれ恐竜の時代となりました。