6千円のBigThumb(ビッグ・サム)でずいぶんと楽しませてもらった。

自分が30年もギターを抱えていたのに、何にも知らなかったことがよく分かった。。。
この記事は、自分のためだけに書きとめておく。。。

インターネットで弦高を下げて調整するとギターが弾きやすくなるという記事が多い。。
オイラも昨日までそう思っていた。。。。
しかし今回、BigThumbを色々いじっていたら、すごくよくギターのことが分かった。

まず昔のギターと最近のギターの傾向から。。。。



略図を見て欲しい。
図AはマーチンD-28の構成だ。。。。

そして図Bは、BigThumbの構成。。。。
違いが分かるだろうか。。。。

そう、ネックの装着高が違うのだ。。。
だからブリッジ(弦を押さえる土台の木)と、サドル(弦を支える白いプラスティック)
の高さが同じでもフレット上での弦の高さは低くなる。
最近のギターはこうして弦高をさげているのだろう。。。。

BigThumbは図B。
ネックが低い位置に固定されていたため、フレット上の弦高が高くなっていた。
これは経年変化による順反りのためではなかったのだ。。。
そもそもの設計だったようだ。。。。

オイラは、12フレット段階で弦高が6ミリもあるように感じたため、トラスロッドを調整しつつ、サドルを2ミリ削った。
ネックはほぼ真っ直ぐになったが、ギターとしては、図Cの状態になったと思われる。

フィンガーボード上は、すごく抑えやすいのだが、極端に言えばストロークする右腕が空振りしてしまう。

ストロークする弦とボディとの間が狭くなっちゃったのだ。。。。
マーチンのつもりで弾いていると空振りのようにピックが弦をかすめてしまう。
ほんの1ミリ~2ミリの話ではあるのだが、突きつめていくと気になってしまう。。。。

最初の段階で弦高が高いのは順反りとサドルが高すぎるためと思い込んでいたが、これは、あきらかなミスだろう。。。。
ギターの構造が違ったのだ。。。。

サドルを2ミリ削ったのは、まずかった。。。1ミリにしておけば最高だったかもしれない。
しかし削っちゃったものは仕方ない。。。。
楽器屋さんで、部品を買ってきて、再挑戦してみることにした。。。

サドルを上げたら、また弦高が高くなってしまうことになるが、よく考えたら、サドルを2ミリ上げても弦が長さがあるから、12フレット付近では上げた高さの半分にしかならない。

せいぜい1ミリ高くなるだけ。
12フレットで1ミリ上げて右手のストロークを楽にするか、左手の動きを優先するのか、そのあたりが、チューナーの腕になるんだなぁ。。。。なるほど。。。。。。

もう一つ。。。。
BigThumbとMatinD-28を用意してボディを指で軽く叩いてみる。。。
お医者さんのやる打診の要領で、二つのギターのボディ全体を打診してみた。



決定的に違うのは、Aの部分の反響だ。。。
それとサイドの硬質感。。。。
Bの部分は、BigThumbも健闘しているのだが、Aの部分はタンスの
引き出し状態か。。。。

こういうとことでギターの個性というか、出来というか、最後は価格が
違ってくるんだなぁ。。。。。

でもこの70年代の懐かしい音をだすBigThumbは不思議と手放せない。
枕元にいつも置くことにした。。。。。

近く楽器やに行って、サドルの部品を購入し、削る作業からやり直して
みることにした。。。。。

いや===

わずか6千円で大の大人が2週間遊んでいられる。
ホント楽しい。。。。。(爆)

追伸

もう一つの発見を。。。。。
トラスロッドを時計周りに締めると順反りが解消され、反対に緩めると逆反りが修正されるというのはご存知の話。

だけど、この加減は非常にシビアだ。
トラスロッドを締めると締めるほど、低音コードが弾きにくくなり、高フレットが弾きやすくなる。

逆に緩めると低音コードが弾きやすく、高音コードが弦高が上がって弾きづらくなる。
ほんの15度、30度の世界でシビアに違いが生じる。。。
眼でみてネックの直線を確かめるのも大事だろうが、トラスロッドの調整は、低音コードと高音コードの絶妙なバランスをとる作業でもあるようだ。。。。。