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これまで浜圭介さんの作品は、特に意識せずに耳に入ってくる程度で、あまり深くを知ろうとはしてきませんでしたが、ちょっとしたきっかけから、様々な曲を聴いているうちに、興味がわいてきたので少し調べてみました。 

 

 

  誕生~少年時代~憧れ

 

作曲家 浜圭介さんは1946年旧満州で生まれ、日本へ引き上げ後は青森県大鰐町で小学校2年生まで過ごしました。

この都会に比べれば決して賑やかではなく、冬は雪深い地域での経験が彼の心の原風景になっているようです。

その後、家族とともに北海道札幌市へ移り住んで思春期を過ごす頃、洋楽のポップス、ロックンロールの洗礼を受けて歌に興味を持ち始めます。
札幌市内の飲食店などで歌手活動をスタートして一念発起、プロの歌手を目指して上京することになります。
 

 

  歌手デビュー不遇時代

 
デビューしても歌手としてはなかなかヒットには恵まれず、夢やぶれて家族のいる北海道を目ざしますが、家族、知人の反対を押し切って上京した経緯から、どうしても津軽海峡を渡ることができず、青森県弘前市内にとどまり、働くことになります。
そんな中、街の人々とふれあううちに、再度歌手を目指して上京します。

 

  再起~作曲家へ
 


上京後は作曲も始め、出版社へ作った曲を持ち込むようになりますが取り合ってもらえない中からようやくチャンスを得て、あの「終着駅」を完成させることになります。
奇しくも浜圭介さんにとって日本のふるさと大鰐町の大鰐駅は弘南鉄道の終点(終着駅)でした。


『終着駅』(1971年)
作詞 千家和也
作曲 浜圭介
歌 奥村チヨ

終着駅 - 奥村チヨ

 

 

 

『そして、神戸』(1972年)
作詞 千家和也
作曲 浜圭介
歌 内山田洋とクールファイブ
 
『雨』(1972年)
作詞 千家和也
作曲 浜圭介
歌 三善英史
 
 
 
 
そして今回あらためて、浜圭介さんの作品に興味を持ったきっかけになったのが、堺正章さんが歌う『街の灯り』でした。

その歌詞とメロディがアラカンの心に染み入りました。決して湿っぽくなりすぎないところも気に入っています。
 

『街の灯り』(1973年)
作詞 阿久悠
作曲 浜圭介
歌 堺正章
 
 
もしオススメの曲などございましたら、是非コメントで教えてください。
 
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note - Joji1966