「デフレの正体」に絶望するか | らっこのモノ好きブログ

「デフレの正体」に絶望するか

ここ最近読んだ経済系の本では、かなり良いものだった。

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著者自身が読まなきゃ損とまで言うだけある。

厳しい内容だが、これほどわかりやすい理屈も、また無いかもしれない。

何故、このことに目をつぶってきたのか?

実に明快な国家の罪がそこにある。

非常に乱暴に言えば、好不況なんてものは大きな意味では存在してはいず、要するに戦後間もなく誕生した、ベビーブーマーたちの消費動向がマーケットに反映してきただけのことだ、ということになろうか。

生産労働人口の減少。

この現実の前にどのような手だてを立案出来るか?

巻末近くに提案されている策が、内容にくらべて頼りない。

つまりはそれほど深刻な事態ということなのかも知れない。

金はあるのだが、使わない。

金を持っているのが、高齢者が大半ならば、なおのことだ。

この金をいかにして、使わせるか。

いかにして、若年生産労働人口のもとにシフトすればいいのか?

これから先の仕事に生かしていきたいと思った。