虐待死データを見る。 | RAC(らっく) ショートステイ・短期の里親を応援します!

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短期の里親や週末里親になるための情報提供をしている
非営利一般社団法人のRAC(らっく)です。
少しずつ情報発信していきますのでどうぞよろしくお願いいたします。

よく質問されること。

虐待って増えてるんですよね?
保護されている子どもって増えているんですよね?
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◎虐待が増えているかは正確にはわかりません。

なぜなら虐待そのものの定義も変わり

(例えばお母さんが叩かれているのを見るのも虐待になったなど)、
通報手段も変化してきているからです。

 

★虐待死の数字は横ばいです。

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数字を見せると皆さん、
「え?こんなに亡くなってるの?
ニュースにもならないのも多いの?」と言われます。

心中を除いても
1週間に1人のペースで

虐待死で亡くなっています。

 

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一方で小児科学会が以前調査したところ、
本当の虐待死は今の発表数の4倍ほど
いるのではないかと言われています。

(亡くなった子どもたちは語れないので、
正確な数はわからないのです。)

 

 

◎保護されている子どもは増えていない

ここ10年で言うとほぼ横ばいです。4万5千人。
なぜか?ほぼ施設に入れる人数+里親さんの委託できる数、だからです。
固定費になっている施設の数が大きく変わらない限り、この数字は変化がありません。

 

★でも今はみあちゃん事件の後で一時保護の件数が増えています


一時保護所で25名定員のところも、40人以上が入っています。
そこには未就学児から高校生も、同じ建物内に居るわけです。


もちろん命を守るために必要なことです。

それでも、本当であれば里親さんへの一時保護委託で、
日常生活を送れる子どもいると思います。

 

その他の情報もスライドとして落としておきます。

 

このスライドをだすと、

いつも数人は目を覆います。

 

 

 

 

 

 

3歳以上はそう、

虐待死の43%は

殺そうと思っていたわけではないんです。

 

「しつけのつもりだった」

 

とにかくそう言われます。

 

 

 

 

 

コストの比較は研究そのものが「児童虐待のコスト」を図っているものになるので

こんな文脈になります。が、

 

保護理由の一位は虐待ですが

その次にくる、親の精神疾患、経済的理由もそれぞれ10%以上を占めるわけです。

 

もっと早期介入の費用対効果は高いはずです。

(測定するのはものすごく難しいことを承知で、書いています)

 

 

みなさんと一緒に、

まずはこんな子どもたちのことを

 

知って、伝えて、もう一歩前に踏み出したい、

そんな大人を増やして子どもたちの住む環境を応援したいと思います。