落窪 第1話 | ~ツンデレ中学生のツンな生活~

落窪 第1話





落窪 第1話 ~闇の夢~


暗闇の中。

必死になって走る三人の人間。

逃げまどう一人の男。

それを追いかける凄い険相の男。


息を弾ませ、肩で呼吸をしながら走る。

「立ち止まったら、生の終わりだと思え」

止まったら終わる。止まったら終わる。

俺の人生が。全てが。

今まで積み重ねて来た全ての苦労が、水の泡になって消えてしまう。

そんなのは嫌だ。死にたくない。死んでたまるか。

だが、もう無理だ。男は段々と大きくなる足音から逃げるのを止めた。

いや、逃げられないと言った方が正確かもしれない。

体力が限界に達したのだ。


暗闇から手が表れる。

その手は男の肩に置かれ、沢山の力が込められる。

手に力を入れると、そのまま男の方をグイッと引っ張った。

こちら側を向いた男の顔は、涙と鼻水でグシャグシャになっている。

恐怖と死にたくないと言う気持ち、生きたいと言う気持ち。

哀れで残酷で悲惨で同情する余地もない感情で汚い顔になっている。

感情は顔に出ると言うが、ここまで出てると、もう何の感情なのか分からない。


「うわっ、汚ねぇ。ヒデェ面見してんじゃねぇよ!!」


「うっ・・・・・!!」


腹に一発蹴りが食らわせられると、男は地面に倒れ込み蹴られた急所を抑えながらのた打ち回る。

その光景を何とも楽しそうに愉快そうに眺める男―――比呂。


「いつまでも寝てんじゃねぇよ!!」


もう一発蹴りを入れられ、さらに立てなくなった男の髪を男が鷲掴みにし、

上に力いっぱい持ち上げた。

男が宙ぶらりんの格好で腹を抑えている姿は何とも言えぬ愉快さを齎してくれる事だろう。


「降ろせ。最期にするぞ」


比呂のその一言で男は地面に下ろされる。

だが、その言葉が出たと言う事は、男の死は確定されたも同然だ。








☮あとがき☮


 さて、男は殺されるのヵナ?w

 それとも、生き伸びるのヵナ?


 来週、先週の分も合わせて、2作うpするょ!!うん!!!

 夜に小説考えると、最高1つしか出来ない!!!←