ご訪問いただきありがとうございます。
 
夫の不倫が原因で2019年に離婚しました。こちらのブログは、不倫発覚から離婚までの経緯を書いたブログになります(未完です)。
 
現在進行形の記事も時々投稿していますので、過去の出来事の記事を順々にお読みになる場合は、テーマごとに絞り込んでください。
 
 
------------------------------------------------
 
前回の話はこちら


結局、海外調査は諦めました。



姉から言われたのです。



「らぶかの気持ちはすごく分かる。私の大事な妹をこんな風に扱われて、本当に悔しい。不倫相手といるところに、怒鳴り込んで引っ叩きたい気分だよ」



「でも、あんな人たちのことで、らぶかが貯めてきた大切なお金をこれ以上使うのを見るのは辛いよ。」



「大丈夫だよ。私がついているよ。ちゃんと支えるから。」



姉というのは本当に有難い存在です。



こうして、私はまたひとつ自分の気持ちに折り合いをつけ、選択し、進んでいくのです。



南瓜さんに、調査はしないことにした、とメールで伝えると、すぐに返信がきました。



"了解。焦ることないわよ。頑張って。"



あんなに振り回したのに、優しい人です。



こうなったら、彼らには嫌がらせくらいさせてもらわなきゃ。



次の日の夜、夫がお風呂から出て、冷凍庫から2人分のアイスクリームを出した時でした。

  

 

「あ、らぶか。出張やっぱり週末またぐことになった。まあ、週末に過ごすのがシンガポールで良かったよ。暇潰しには困らない国だからね。」

 

 

夫は嘘をつく時、目を見開き、じっと私を見ながら、口をとんがらせて話します。

  


意地悪な気持ちが沸いてきました。

 

 

らぶか「へー、あ!じゃあ、私その週末でシンガポール行っちゃおうかなー。いいでしょ?」

 

 

夫、さっと顔色を変え、

 

 

「はあ?そんなことできるわけないでしょ。何言ってるの。信じられない。」

 


らぶか「え、何で?自分でフライトとホテル取るから問題ないでしょ?」

 

 

「同じ業界いるんだから、そんなことしたら問題になるって知ってるはずでしょ、らぶか。あり得ない。。。」

 

 

血相変えて、声が大きくなっていきます。

 

 

らぶか「え、でも週末に夫と合流するのが何が悪いの?」

 

 

「そういうことして問題になった人がいるんだよ!2度とそういうこと言わないで。本当びっくりだよ。」

 

 

らぶか「え、そうなの?誰と会ってたの?その人?」

 

 

「とにかく、この日程で承認もらうの大変だったんだから。おかしいんじゃないの、らぶか」

 


らぶか「そんな言い方しなくたって。。。何でそんなに興奮するの?」



「らぶか、怒るよ、これ以上言うと。」

 

 

ベランダの窓をバーンと閉めて煙草を吸いに行ってしまいました。



私から仕掛けたこととはいえ、自分の行為を棚上げにして、私を悪者にする夫に腹が立ちました。



「妻と合流するのはダメでも、〇〇ホテルでジャイ子氏と会うのは問題にならないのね。会社に承認もらうのさぞや大変だったでしょ。」



喉まで出掛かりました。危なかった。。。



やましいことをしているのに、あんなに真剣に怒ることができる夫のことを、心底怖い、と思いました。



普通は、バレているのかな?と怯むところです。



私の仕返しはまだ続きます。



出張当日、玄関先で靴紐を結ぶ夫の背中越しに声をかけました。



「いつもどおり毎晩電話ちょうだいね。」



夫の手が一瞬止まります。



出張の時は、夫は毎晩私に電話をかけてきて、長い時間お喋りしていました。



私から電話をかけてとお願いするのは今回が初めてですが、過去の経緯からいくと特段おかしくはありません。



容易い用だと言わんばかりに、口をとんがらせて言いました。



「あ、オッケー。」



一旦承諾すれば、律儀にこなす夫です。



案の定、毎晩きちんと電話してきました。



唯一、夫が部屋から電話をかけてこなかった日がありました。



ジャイ子氏と合流した日でした。



分かりやすい夫です。



「らぶか? 今、ホテル周辺を散策してるんだ。」



彼女が側にいるから、部屋から電話がかけられない。煙草吸ってくると嘘ついて外に出たんだな、と分かりました。



嫌がらせ第2弾発動です。



らぶか「あ、ごめん。今母と話してるんだ。終わったら、こちらからかけるよ。じゃあねー。」



有無を言わさず、電話を切りました。



いつ私から折り返し電話があるか分からないので、部屋に戻るに戻れず、夫はずっと外で待機していたようです。



待ちかねたように、10分後かかってきました。



らぶか「あ、まだ外にいたのぉ?暑いのに。」



「あ、ああ。何か部屋にいるのもね。リフレッシュしたくてさ。」



らぶか「暑がりなのにどうしたの?大丈夫???汗掻いてるんじゃないの?部屋に戻ってからでいいよ。かけ直そうか?」



「え、だ、大丈夫。」



その後、適当な薄い会話を交わし、結果20分くらい引っ張りました。



部屋で待っているジャイ子氏、やけに長いな、おかしいなーって不審に思ってくれたかしら。



これくらいじゃ嫌がらせにもなりません。細かなジャブを刻んだ程度です。。。



帰国後、入手できた証拠はひとつだけ。



ジャイ子氏のホテルフロントのタクシー手配チケットでした。



こんなの何の証明にもならないな。



仕方がない。



合意書を早くまとめよう。