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こちらは、過去の夫の不倫発覚から離婚までの出来事を書いたブログになります。

現在進行形の記事も時々投稿していますので、過去の出来事の記事を順々にお読みになる場合は、テーマごとに絞り込んでください。
 
 
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前回の話はこちら
 
 

ジャイ子氏の弁護士が作成した、合意書のドラフトに私は目を通していました。

 

 

最初の条項は、

 

 

既婚者と知らずに交際に及んだことを認め、慰謝料10,000ラブカを支払うこと、

 

 

そして、

 

 

金輪際夫と一切の関係を断つこと

 

 

を誓約するものでした。

 

 

「既婚者と知らずに」という部分が彼女のこだわりなのでしょう。



ジャイ子氏が夫と今も隠れて会い続けている現状を知っていたので、腹立たしい思いはありましたが、

 


その部分を除けば、いわゆるよく見るスダンダードな文で、概ね異論はありませんでした。

 

 

私が一点気になったのは、次の条項でした。

 

 

誓約に違反した場合のペナルティ条項です。

 

 

「4.乙(ジャイ子氏)が前項の定めに違反して、本合意書成立後に、乙が主導して、甲(らぶか)の夫との面談を行うこと、乙が主導して甲の夫に対して架電、手紙の送付、電子メールの送信等を行うことにより連絡又は接触を行った場合は、甲に対し、違約金として金20,000ラブカを支払う。」

 

 

 

「乙が主導して」

 

 

 

この言葉が2回も入っていました。

 

 

 

ジャイ子氏が主導して、夫に接触したら、ペナルティとして20,000ラブカ払う。

 

 

「接触」とは、肉体関係だけに限りません。

 

 

直接会うこと、電話、メールやSNSなどのやり取り、など一切全てです。

 

 

彼女が、積極的に、能動的に、夫に接触すれば違反。当然だ。

 

 

では、夫が主導した場合は?

 

 

彼女にその気はなくても、夫から積極的にメールが来たり電話がかかってきたりしたら?

 

 

夫は、彼女の自宅も職場の場所も把握している。

 

 

引越や転職をしない限り、完全に夫を避ける環境を作ることは不可能だ。

 

 

会わないと誓約する立場からすれば、相手に待ち伏せされて、近づいたところに、妻に証拠を取られて、違約金を払わされるのは恐怖だ。

 

 

でもこれは、

 

 

ジャイ子氏が、夫と金輪際関係を断ちたいと思っているのが前提だ。

 

 

彼女は今もなお夫と会っているばかりか、食事は週2ペース、さらにラブホにも行っている可能性が高い。

 

 

 

これはもしかしたら、抜け道なのかもしれない。

 

 

 

仮に私が証拠を取っても、「ガキ夫氏が無理やり会いにきた」と反論する余地が生まれるかもしれない。 

 

 

探偵事務所の相談員、南瓜さんに相談しました。

 

 

私の話をひととおり聞いた後、

 

 

南瓜「そうね。ま、これは貴方に証拠を取られた場合に、言い訳するために入れたものかもしれないわね。とりあえず星鮫弁護士に相談して、ここの文を何とかしてもらった方がいいかもしれない。」

 

 

らぶか「では、先生にメールしてみます。」

 

 

 

南瓜「らぶかさん、そんなメールなんてダメよ。会って話しなさい。それができなければせめて電話で。」

 

 

らぶか「でも、星鮫弁護士はメールでのやり取りがお好きなようなんです。お若いからでしょうか。電話は頼めば時間を作ってくれますが、何となく頼みづらい空気はあるんです。」

 

 

南瓜「らぶかさん、あなたはクライアントなのよ。高いお金払って契約したんでしょ。ご自分がどうしても譲れない部分や、しっかりと交渉してほしいところは、はっきり言わないと。メールでなんか気持ちは伝わらない。」

 

 

らぶか「はい。。。弁護士への接し方って初めてのことで匙加減が分からないんです。お忙しいでしょうし、気を遣ってしまって。」

 

 

南瓜「どんなに良い先生でも皆んな本音はさっさと片付けたいものよ。何十件も同時に案件を抱えてたりするからね。」

 

 

らぶか「はい。。。」

 

 

南瓜「大体ね、そもそも合意書案をあちらの弁護士に先に用意されてしまっていること自体、私はこの星鮫弁護士に対して疑問を持っているのよ。」

 

 

らぶか「そういうものなんですか、、、」

 

 

先とか後とか、私にはこういった交渉ごとの常識が分かりません。

 

 

南瓜「貴方と先生とのやり取りをこれまで色々聞いてきたけど、この先生は、俯瞰して次を予想して交渉を進めていない。あちらの回答を聞いて、それで初めて考えて、こう回答がきたけど、どうしますか?と貴方に投げてるだけの感じ。」

 

 

弁護士事務所で勤務していた経験もある南瓜さんが言うのだから、ある程度言っていることは正しいのかもしれない。



鮫弁護士に対して、信頼感、安心感を持っているか、と聞かれれば、正直分からない。



でも、私には弁護士の良し悪しは判断できない。

 

 

クライアントとの関係構築が上手くなくても、相手方との交渉能力は高い人はいるのかもしれないし、星鮫弁護士はそういう人なのかもしれない。

 

 

 

高額の着手金を払って契約した以上、弁護士を取っ替え引っ替えして比較することは普通はできない。これは、ある意味賭けだ。

 

 

南瓜「それに、貴方が初めて星鮫弁護士と会った時、彼、貴方が直接ジャイ子氏に交渉するやり方もありますよ、と言ったじゃない?」



らぶか「はい。」



南瓜「弁護士だったら、俺に任せろ、ってスタンスでいるべきだと私は思うのよ。貴方、私にその話する前に契約しちゃったから今言っても仕方ないんだけどね。」

 

 

南瓜「貴方がクライアントとして、はっきり希望を伝えることで、この若い弁護士も育つのよ。そういう姿勢で、分かった?」

 

 

らぶか「はあ。。。」

 

 

南瓜「でも大丈夫。彼の先輩格の弁護士先生たちは皆んな優秀なのよ。私、定期的にミーティングするから知っているの。きちんと彼を指導してくれるわよ。私から会社通して弁護士事務所へ物申しておきましょうか?私が貴方にしてさしあげられるのはこんなことだけよ。」

 

 

らぶか「いえ、それは。。。とりあえず大丈夫です。でもありがとうございます。」

 

 

 

私は、勇気を出して、もう一度面談の時間を作って欲しい、と星鮫弁護士に伝えました。

 

 

ここは空気を読まずにストレートにいくしかない。

 

 

星鮫弁護士は、最初、私の提案日を全て断ってきました。代わりに、私が時間を取るのが難しい平日日中の時間を2つ提案してきました。

 

 

その後、私が17時半以降はどうかと提案したら、18時半から別件の予定があるので1時間のみという条件付きで最終的に受けてくれました。

 

 

メールのやり取りからは、面談に乗り気でないのを感じました。やはりメールか、最低でも電話がいいのでしょう。

 

 

実際、弁護士というのはスケジュールがびっしりでしょうし、面談がない時間でも、裁判等の準備もあるに違いません。若手ですからエクストラの仕事もあるかもしれません。

 

 

ただ私が気になったのは、彼のメールの文章でした。

 

 

「予定が合わず申し訳ございませんが」とか「何度もご調整いただきありがとうございます」というようなビジネスマナーとしての枕言葉がいつもないことでした。

 

 

弁護士の世界、先生と呼ばれる職業とは、こういうものなのだろうか。

 

 

自分は民間企業に勤め、取引先から案件をいただいて、ビジネスをさせていただいている身。

 

 

私にとっては当たり前のマナーは、彼のメールの中にはない。

 

 

決して、失礼なことをされた訳でも言われた訳でもない。星鮫弁護士は淡々と仕事をこなしてくれてはいる。



何とか先生には頑張ってもらわなければ。





ジャイ子氏に、絶対誓約書にサインさせたい。


 


後で後悔したくない。


 

ここは、遠慮することなく、自分の気持ちを伝えよう。