皆さま、こんばんは。


いつも私のブログにお付き合いいただきありがとうございます。


過去記事(不倫編)は近々投稿しようと思っていますが、今日は離婚前後の出来事を書きたいと思います。



離婚協議が成立し、離婚届を提出し、新居へ引越してからのこと。


私にはやらなければいけないことがまだ一つ残っていました。



義両親へお別れのご挨拶をすることでした。



本来、引越し前に行くのが自然のような気もしましたが、諸事情がありその時間を作れず、引越し後にすることに決めました。



夫の不貞が原因で離婚に至ったとはいえ、



夫と義両親は別人格。



義両親の家は、夫婦の自宅から車でわずか10分のところにありますが、同棲・結婚含めてわずか5年の間で、会うのは年数回のペース。


お互いのことを深く知るというところまでまだ至っていなかったのですが、良好な関係でしたので、


そのままフェードアウトしようとは全く考えていませんでした。


気を遣われるだろうから、玄関先でと断り、短く挨拶するだけに留め、おしまいにしようと思っていました。


義両親は、離婚の原因が夫の不貞だったということをおそらく知りません。息子から離婚を切り出したということくらいは聞いているかもしれません。


本音は、息子の行状を暴露したいところですが、もう縁が切れる人にそんなことして損はあっても得はありません。


社会人として成功し上手くやっている(失業中だけど)と思っていた息子の実態を、高齢の義両親に知らしめるのは、さすがに酷だとも思いました。


ちなみにですが、夫婦が離婚協議中だということを、夫が義両親に告白したのは、協議も大詰めになった頃です。


夫婦が上手くいっていないということさえも知りません。


私が夫を促し、やっと伝えた、という状態でした。不都合なこと面倒なことはいつも全て後回しです。童話「アリとキリギリス」のキリギリスを地でいくひとです。


義両親がどう思うだろうかとか、心の準備をさせておかねば、とか考えることはないみたいですね。


私が最後に義両親に会ったのは、義父の誕生祝いで実家を訪問した時でした。


夫が義両親に夫婦仲について告白した日から遡って、2週間前のことでした。いつもどおりスイーツ持参で1時間ほど和気藹々とお喋りして帰宅。夫、誰よりも嬉々として喋っていました。


まさか目の前に座っている息子夫婦が、弁護士入れて離婚協議中だなんてつゆとも思わなかったでしょう。



最後のご挨拶をするにあたって、ひとつ懸念がありました。


義両親はおそらく息子の不貞行為が離婚原因だということを知りません。


だからといって、


「息子を見放して離婚するとは、なんて嫁だ」 

とか

「息子にガミガミ細かいことばかり言って、だから愛想つかされるんだ。」


なんてことを言うような人たちではたぶんありません。


一方、


「悪かったわね。我がままな息子だから色々大変だったでしょ。」


という言葉もかけないだろう、とも思っていました。


では、何を危惧しているかというと、軽く流されてあっさり対応されたら、ちょっとショックだな、と思ったのです。


義父はもともと寡黙な人なので特にコメントはないだろう、というのは既に予想できています。


危惧しているのは、義母の反応でした。


いい方ではあるのですが、義母と元夫は性格がとても似ています。彼もそれを自認しています。


刹那的で興味のあるなしがはっきりしているところとかでしょうか。



結婚とか離婚とか、健康とか、子供のために、とか、しがらみとか、そういったものに執着しない人だな、といつも感じます。


あの世代で、義母のようなさっぱりした人はあまりいないかもしれません。義母を説明するのは難しいです。



「夫婦上手くいかなかったんだから仕方ないじゃない?そんなこともあるわよ。」



とさっぱり言って終わるタイプに見えます。



実際、元夫が義母に、今らぶかと離婚の話し合いているんだ、と伝えたところ、


義母「あら、そうなの。まあ人生色々あるわね。」


で、終わったそうです。


原因とか、いつ離婚するの、とか全く何も聞いてこなかったとのこと。その後、別の話題に移ったそうです。。。




「仕方ないわよ。」と義母に言われてしまったら、、、


確かにその通りで、息子にかける言葉としてはアリかもしれません。でも嫁にかける言葉としては違和感はある。。。


実際、そう言われたわけではありません。


でも、そんな言葉をかけられてしまったら。


その時、私は挨拶に行ったことを後悔するかもしれない。体調が改善されてきたのに、また悪化するかもしれない。


正直、また体調が悪くなるのは避けたい。


でも、やっぱり行くべきだな。挨拶しないのは何か気持ち悪い。


迷った末、やっぱり行こうと、心を固めました。


たまたま、父からLINEが来ました。


ついでに報告しておこう。


らぶか"来週末あたりに、彼の実家へ最後のご挨拶に行く予定です。"


少し間を置き、父からメッセージが返ってきました。



"らぶかが挨拶に行きたいなら、区切りにとも思うけど、夫婦のことはもう解決したことだし、こちら側から礼儀を尽す必要はないんじゃないか、とも思います。"


正直、意外でした。



父はとても礼儀を重んじる人で、子供の頃から、


「らぶか、お礼の電話はもうしたのか」
「返信の手紙は必ず出しておきなさい。」


などと口酸っぱく言われてきました。


離婚を考えていると、父に告白した時もとても冷静で、私の肩を必要以上に持つわけでもなく、彼の悪口を言うわけでもなく、全く持って中立だった。


ただ淡々と、法律的な手続きについて私に確認し、


「長く共に過ごして夫婦となった人だから、らぶかがどんな辛い思いをしたとしても、こちらは誠意を持って別れなさい。立つ鳥跡を濁さずだよ。新しい人生頑張りなさい。」


と言って、それ以上は詳しく聞いてこようとしませんでした。


そんな父から、挨拶に行かなくていいのでは、と言われたのが予想外だったのです。



父"ガキ夫君の不誠実な行為をご両親が知らないとすれば、らぶかが離婚を決めたことを謝りに来たと受け取るかもしれない。僕は必要ないと思うよ。"


さらにメッセージがきました。


父"お互いに大人で、当事者同士納得して、離婚を決断した訳だから、ご両親は直接関係ないものと割り切った方がスッキリするんじゃないかな。らぶかのこれからの人生の方を大切にして下さい。"


父の本音は本当は違うところにあったのでしょうか。


アドバイスありがとう、と返信してLINEを閉じました。


義両親に誤解されても構わない、あの義父の誕生日祝いの訪問が最後だったなんて、なんだか心残りだ、とも思いましたが、


結局、今の私の不安定な状態で無理して行くのはやめておこう、新しい生活を健やかにスタートさせることを優先しよう、と決めました。


そして、そのままお会いしないまま、今日に至ります。


こういったお別れの仕方は、たぶん経験したことはないかもしれません。



何が正解だったのか、今も正直分かりません。



まだ義両親に会う勇気がありません。





ふと、夫は私と同じようなこと考えたりしたのかな、と思いました。





。。。。。。。





。。。。。。。





しなかったでしょうね。。。