こちらは過去の出来事になります。


夫の財布から、弁護士宛の質問メモを発見したことで、2人がやはり水面下で接触していたことが判明しました。

その後、長いGW休暇に入ったので、ジャイ子氏との件は一旦足踏み状態となりました。


GW中、私たち夫婦がどのように過ごしていたかというと、一見仲の良い夫婦のスケジュール。

とある高原のリゾートホテルに一泊旅行。後半は、私の好きな動物園にも誘ってくれて、日帰りで遠出。


不倫関係継続を隠すためのカモフラージュなのだろうとは、薄々感じていました。


が、一方、夫婦で過ごしている時間は、夫はそれなりに楽しく過ごしているのも事実。無理している感じでもないのです。天真爛漫で無邪気な夫が一体何を考えているのか全く分かりません。


一度は離婚を切り出したくせに、一向に妻と距離を置いた生活を送ろうとしない夫に対して、何とも言えない違和感を感じていました。

不倫が発覚するまで、夫のことを信頼し大好きだった反動もあり、気持ちはもう冷めていました。

にもかかわらず、夫と旅行したり美術展に行ったり、夫婦らしい以前と変わらない時間を過ごそうとしたのは、

ジャイ子氏との件が片付くまでは、夫とのことはペンディングにしたかった、ということと、

「夫婦関係が破綻していた」とのちに主張されたくなかった、というのも理由のひとつにありました。ジャイ子氏からも、夫からもです。

法的には、そんな旅行など敢えてしなくても、同居を続けている時点で、破綻とみなされることはほとんどありません。


でも、この時の私は、ジャイ子氏に対抗意識のようなものを持っていたと思います。


夫が、彼女の前では、妻とは上手くいっていない、と話していることは容易に想像できました。


私としては、男女の情熱がもうないにしても、私たち夫婦はまだ旅行やピクニックができる関係なのだ、決して冷え切っていないのだ、とジャイ子氏に示したかったのだと思います。


愚かですね。
正直、今でもこの気持ちは消えません。プライドが高いんだな、と自覚しています。。。


GWが明けて、数日経つと、星鮫弁護士からメールが届きました。


ジャイ子氏が弁護士をつけてきた、とのことでした。

ホッとしました。


妻から訴訟を起こされるリスクを考慮し、いつまでも素人を代理人におくことは不利と判断したのでしょう。

(攻撃的一辺倒のジャイ子氏の友人を排除できた。。。)

相手が日本の弁護士であれば、こういった事例の交渉の落としどころはある程度は分かっているでしょう。


星鮫弁護士からのメールには、先方代理人弁護士から送られてきた通知書のコピーが添付されていました。

通知書は、主に3つのことが記されていました。


① ジャイ子氏の代理人をこの度受任した。

② ジャイ子氏は、ガキ夫氏と関係を断つことを誓約する意志がある。

③ 近々、ジャイ子氏はガキ夫氏に損害賠償請求を行う予定。


先日発見した弁護士宛の質問メモのとおり、夫への賠償請求をこの妻宛の通知書の中に盛り込んできました。

ジャイ子氏に対する賠償請求を取り下げろ、そうすればこちらも取り下げる、と暗に要求しているのです。

残念ながら、私はビクともしません。そんな優しい妻ではありません。


夫の責任は夫が負うべきです。


一社会人として、ご自分の犯した行為は、ご自分で片付けてください、という気持ちです。




"関係を断つ意志がある"




(本当だろうか。)



「ガキ夫氏との関係を断ったうえで、金輪際ガキ夫氏と関係を持たず、らぶか殿とガキ夫氏の夫婦関係をこれ以上蹂躙しないことを誓約書にて誓約することにつき、異論はごさいません。」


(本当なのだろうか。)


決定的証拠はないものの、明らかに2人は隠れて接触しています。


慰謝料の話をするためだけに、2人は会っているのだろうか。私からの賠償請求を取り下げさせるための方策も練っていたのかもしれない。


それが片付けば、ジャイ子氏は、夫と金輪際会わないのか。


いや、違う。


京都のラブホテルのネット履歴は、それだけではないことを物語っている。

金輪際関係を断つことを誓約する意志がある、と嘯き、夫と会い続けるなんて大胆なことを、人はできるものなのだろうか。


もしそうだとしたら、そんな嘘をつく自分自身を彼女はどう正当化しているのか。妻が夫を苦しめる鬼のような女だと思っているのか。


はたまた嘘が平気な人なのだろうか。


疑問は次々に湧き上がります。


ジャイ子氏の弁護士は、2人の関係継続を知らされているのだろうか、又は、知らないのか。


私はただただ混乱していました。