あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になりました。
今年もよろしくお願いいたします。
「おめでとうございます」という言葉が相応しいかと
戸惑う年明けとなりました。
能登半島地震がお正月を直撃しました。
浅い場所での直下型地震に加えて、
津波、土砂崩れ、火災と大きな被害が報告されています。
こちらでも震度4と揺れが実感できるほど大きな地震でした。
隣県ということで、
大垣市からも救助支援が行われているようですが、
被災地の皆さんの安否が気遣われます。
お正月は皆さんどうお過ごしだったでしょうか
3日間とも天気がよく穏やかな三箇日でした
初日の出も水門川から拝むことができました
澄み切った青空のおかげで雄大な伊吹山もよく見えました
近所の水神神社に家族で初詣に出かけた以外
朝のウォーキングを除いてずっと家にいまして
読書三昧の日々でした
読んだ本は宮城谷昌光さんの「孔丘」
文春文庫『孔丘 上』宮城谷昌光 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS (bunshun.jp)
ご存知の孔子についての時代小説です。
孔子も嫉妬するし、間違いをおかすし、
とても人間的な孔子像が描かれています。
よく儒教は男尊女卑だと言われていますが、
孔子自身奥さんから理解されず、
また理解を求めようとせずに離婚してしまいます。
その一生の中で、他に女性と関わることもありません。
これでは、そのような考えになっても致し方無いと思います。
また、孔子は意外に承認欲求が強く、
様々な国にいってはそこの王と会うのですが、
一向にその国に採用されません。
小説に中では、もし国に採用されていたならば、
一国の名宰相とは言われても
現在のような東アジアに大きく影響を与える儒教を創設出来なかったと
逆説的に捉えていました。
孔子のすごいところは教育者としての資質のようです。
またその貪欲な学ぶ姿勢です。
教えることにより学ぶことができると悟った孔子は
どんな人に対しても教えを請われれば教え、
それも人を見てその人にあった教え方をしたようです。
この小説を通じて孔子を少し理解することができ
また「論語」に触れてみたいと思いました。