ハレー彗星と夜の海 | Free Tuning

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思いつくまま、気の向くまま、
日々の好しなし事を綴ります。

THE ALFEEの曲に「君に逢ったのはいつだろう」という曲があります。
この曲の発表は1992年なので、詞に出てくる彗星は、1986年に接近したハレー彗星をイメージしたものだろうと推測出来ますよね。

この曲を聴くと、当時の事が思い出されます。
実際にハレー彗星が最も良く観測出来たのは、この年の春でした。
私も、父に買って貰った望遠鏡を用意して、心待ちにしていました。
本当は、彗星観測には、双眼鏡か肉眼の方が良いんですけどね。
ただ期待していたよりは、明るくも、大きくもなかったと思います。
街の光がある所では、しばらく目を凝らして、やっと微かに見えるくらいでした。

私は湘南の、海から数分の所に住んでいるので、海に行ってみる事にしました。

初めての深夜の海は、本当に真っ暗で、波打ち際が何処にあるかも判らず、怖かったですね。

方角を確認して、目を凝らすと、ボンヤリと彗星が浮かび上がって来ました。
見たことのない不思議な天体に感じました。
同じ年の秋、大島三原山の噴火がありました。
再び海へ行ってみると、暗い水平線に小さく、赤い火が上がっているのが見えました。

どちらも、生きている間には、二度と見る事はないかも知れない光景。

高見沢さんの詞には、輪廻の思想が、時折見受けられますが、最も顕著に顕れているのがこの曲ですね。

現世ではもう、逢うことのないであろう人への愛。
「君に出逢うのはいつだろう…」
ステージでは、熱く、切々と歌う高見沢さんに、胸が締め付けられる曲です。