ラベル印刷の周辺機器②スリッター
今日は、ラベル加工後に複数面付けをしたロール形状の印刷物のスリッターについて書きたいと思います。
ラベル用のスリッター機は、300㎜程度の幅が多く使われます。機能としては、何列も印刷された印刷物の剝離紙部分を巻取り方向に切断していき製品にします。大きなロールで仕上げたものを、小巻にすることも多くあります。
機械としては、給紙ブレーキの有無、EPC(蛇行修正装置)の有無、巻取り時の紙管直径変更などがあり、速度も100m/min以上出るものもあります。高くはなりますが、給紙ブレーキ、EPCがついていれば安心です。但し、100m/minで加工すると、紙蛇行の検知とスリッター部分が近い場合やEPCの設定が悪い場合反応が遅れるのでスリット精度が甘くなります。しかしEPCの無い機械がほとんどです。そのため、ラベル加工後に巻取り側面が奇麗にそろっているように巻くのがポイントです。
国内は少ないですが、海外ではマスターロール(1000mm以上の紙幅)をお客様が購入し自社で必要な幅にスリットするということも行っています。デリバリーを補完するための対策です。これは基材のスリットなので、ラベルを仕上げることとは異なります。
スリッター刃ですが、シーアカット(ハサミの原理)とスコアーカット(下刃は鉄の筒で上は丸い刃)があります。前者のほうが切れもよく紙粉が少ない。後者は、押して切るため紙粉が多く、切れが悪くなると切断面が引きちぎった感じになります。
スリッター作業もラベルを作る上では大切な作業工程ですので、機械の選定にはお気を付けください。
次回は、レーザーカッターについてお話ししたいと思います。