早稲田アニメーション同好会関係の豆事典です。(最終更新 2024/2/11)

 

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他サークル

 

●名称

初代会長は「研究会」にしたかったが、既存のため二転三転後、「アニドウ」(東京アニメーション同好会)からヒントを得て「同好会」に(十周年誌より)。「大学」有無は時期や人により当初から不統一。略称は「早ア同」「早ア」など。

  • 1978/4 「早稲田大学アニメーション上映研究会
  • 1979/4 「早稲田大学アニメーション研究会」(別サークルと同名)
  • 1979/10  「ワセダ・アニメーション・クラブ」(仮改称)
  • 1979/11  「早稲田大学アニメーション同好会」(正式改称)
  • 1992/春 通称「WALT(うぉると、Waseda Animation Lovers Team)採用

●ロゴ

・1980 「アニコム Vol.1」表紙

 

・1980 「アニコム Vol.2」表紙

 

・1981 「街」クレジット

 

・1981 「別冊アニコム」裏表紙

 

・1987 自主制作「こまぎれアニメ5」クレジット

 

・1989 「アニコム別冊おまけスペシャル 冬の号 1990 CALENDAR SoADo?」

 

・1991 「1991 個人作品集 別名 こまぎれアニメ」クレジット

 

・1992 「しりとりアニメ '92」クレジット

 

1994 「WALT新歓パンフレット」

 

・2001、2002 新歓パンフレット、旧人紹介

 

・2017 「WALTZ 2017 Summer」

 

・2017? ホームページ

 

 

●代表者の呼称

代表者の呼称(旧人紹介での自称)は以下の通り。なお大学公認上は、「会長」は顧問の教職員、「幹事長」は学生側代表者。

(参考)早稲田大学 学生部「公認サークルになるには?」(公認サークルは会長(教職員)、幹事長、副幹事長、会計が必須)

  • 1978~1989、1991~2001 会長
  • 2002~ 幹事長

 

●会員番号

3桁。「001」は「ゼロゼロいち」と読む。初代会長が「サイボーグ009ごっこ」で始めた。会費支払で正式会員となり会員番号が発行された。初期には退会者番号の再利用もされたが混乱するため停止。サークルノートや会誌の署名に多用され、ニックネームにも使われた(039 → みっく、043 → しみ、某浪人生 → 062 など)。1990年台の大量入退会後、2001~2004年にかけて自然消失した模様。最後の使用記録は2004年 No.497。

(参考)1994年 「WALT新歓パンフレット」より

 

●会員証

初期には入会時(会費支払時)に会員証が配布された。名刺大の紙で、会員番号と氏名を自分で記載できた。左下は1978年~1979年の「早稲田大学アニメーション上映研究会」、右下は1980年~1981年頃の「早稲田大学アニメーション同好会」。

 

 

●会費

  • 1978~79 (必要に応じて収集?)
  • 1980~1984 入会金 なし、月会費 500円
  • 1991 入会金 なし、月会費 500円
  • 1994 入会金 500円、年会費 5000円 (一括払いは入会金免除、または前期 2000円 後期 3000円、または1000円 5回払い)
  • 1995 入会金 500円、年会費 8000円 (一括払いは入会金免除、または4000円 2回払い、または2000円 4回払い)
  • 1996 入会金 2000円、年会費 5000円(前期 3000円、後期 2000円)
  • 1997 入会金 2000円、年会費 5000円(前期 2000円、後期 3000円)
  • 2001~2005, 2007~2012, 2016~2018 入会金 2000円、年会費 4000円(前期 2000円、後期 2000円)

 

●拠点

活動拠点(集合場所)は当初は初代会長の社会科学部のラウンジ。サークルボックスのサークルノート(ボックスノート)に連絡事項や各自好きな事を書いた。1980年頃、少女の絵が増えるとノート盗難が続いた。また女児用パンツを履かせたノートもあった。下記の他、時期により旧学生会館(本部キャンパス)に「部室」が倉庫として使われた。2001年の新学生会館完成後、「部室」を確保した。

  • 1978~ 14号館ラウンジ(本部キャンパス、社会科学部)
  • 1994~ 1号館ラウンジ(本部キャンパス。14号館建て直しのため)
  • 2000~ 36号館ラウンジ(文学部戸山キャンパス。1号館の場所取りに敗北のため、徐々に移動。)
  • 2003/5~ 新学生会館(文学部戸山キャンパス。曜日指定共用。当初は新作OVA上映などに使用。2004から溜り場運用開始、MLで開錠連絡。2005 数年間の専有手続き開始)
  • 2010~ 新学生会館(専有)

●大学公認

  • 1978~1983頃? 詳細不明。1代目会長時代に申請して顧問の先生もいると聞いた(2代目会長談)
  • 1983頃~ 公認(新歓有利論、公認不要論が出たが、公認推進派が勝手に登録するのは自由となった)

 

●主な活動

当初は上映サークルとして設立され、学内上映から学外上映、会誌(会内、即売会)、自主制作と広がった。実態は個人活動が中心で、中心人物が異なれば上映会や同人誌の同時期複数並行も多かった。1992年 通称「WALT」採用後は声優系のイベントや同人誌が増加。1997~2001年は早稲田祭中止の影響もありイベントのノウハウが低下。以後は声優系サークル主催の声優イベント増加もあり、部室活動や会誌発行が中心に。

  • 1978~1992 上映会(早稲田祭、学外、法学部祭、理工展 など)
  • 1980~ 同人誌(アニコム、アニコムZ、WALTZ など)
  • 1981~1994 自主制作(8ミリフィルム)
  • 1994~2001 イベント(声優イベント、講演会、トークショー など)

 

●学園祭

  • 1978~1981 早稲田祭
  • 1982~1991 理工展(混雑や・ンフ強制販売の回避、階段教室・天井スクリーンなどの設備)
  • 1983, 1984 法学部祭(理工展とは別日程)
  • 1992 早稲田祭に復帰(理由は「イベント」参照)

 

●同人誌(会誌)

以下の他、新歓用の「新人紹介」、「旧人紹介」(1983~)、「サークル紹介」、上映会パンフ、イベント冊子など。

  • 1980~ 「アニコム」(コピー、会内誌。VOL.5 と別冊のみ対外オフセット)
  • 1982~ 「アニコム Z」(対外オフセット)
  • 1993~ 「WALTZ」(わるつ。コピーまたはオフセット。会内または対外。年2回以上。)

 

●同子ちゃん(どうこちゃん)

→別記事に分けました。

 

●会の性格

・初代会長(十周年誌より)

「この早アは、強烈でユニークな個性を持つ人間、はっきりいって奇人変人たちによって支えられ継承されてきたと思う。その伝統は今後も変わらないだろう。」

 

・2代目会長(十周年誌より)

「集団活動のサークルという感じではなかったですね。上映会にしろ、会誌にしろ、だれかが何かをはじめて、それに同志が集まるというふうにして活動がおこなわれていくという雰囲気でした。」「そういうふんい気が、個人の能力が自由に発揮できるためにはよいことなのでしょう。」

 

・3代目同子ちゃん(1995年サークル紹介漫画より)

「WALTは好きな時に好きな事をするのが基本です。」「WALTでは去年から早稲田祭に声優を呼び始めました。」「WALTZという会誌も発行しているし、アニメを作りたいって人も、8ミリ機材があるからバッチリです。夏合宿やスキー合宿、サッカーに野球、コミケに行ったり、コンパしたり、遊園地に行ったり、バーベキューしたり、いろんなイベントが盛りだくさんです!」「いろんな趣味の人がいろんなことをやっている、それがWALTなんです。」

 

・5代目同子ちゃん(1997年? サークル紹介漫画より)

「他にも麻雀や野球をやったり。コミケに参加したり、早慶戦、早明戦や年二度の合宿等を企画してます。」

 

・8代目同子ちゃん(2002年?サークル紹介漫画より)

「合宿もあります。去年は喜多方で一昨年は越後湯沢で」

 

・8代目同子ちゃん(2003年?サークル紹介漫画より)

「今年から曜日指定部室もゲットしたので活動の幅も拡大。」「年に二回は合宿もあります。夏は観光中心で冬はスキー。もちろん参加は任意」「そしてWALTの肝はなんといってもイベント! 白鳥由里、鈴木真仁、湯浅香織、中野あずさ、並木のりこ、宮村優子、大地丙太郎...」

 

・早稲田ウィークリー サークル紹介より

「このサークルはアニメを「見る」ことを主な活動としているいわゆる「消費系」のサークルです。」「部室にパソコンを設置しており、そこで録画したアニメを視聴したりするのが主な活動です。」「このサークルの重要な活動実績となっているのは「コミックマーケットへの参加」です。コミックマーケット、通称コミケでは毎回会員全員で協力して冊子を制作して販売しています。」

 

・同子ちゃん(2018年 サークル紹介漫画より)

「部室でひたすらアニメを見ることができるサークルである!」

 

●派生団体、関連団体

  • 1982 「わんぱくスタジオ」(有志による商業スタジオ)
  • 1983 「リスト制作委員会」(リスト'93制作のために発足、後に独立)
  • 1988 「まきちゃんネット」(自主制作情報交換BBSとして発足、後の本家鮪BBS)
  • 1992 「超人機工廠」(メタルダー復活編の主要メンバーが卒業後に発足)

 

●サークル内サークル

新歓サークル紹介の記載より。常設?は編集部(同人誌発行)、自作部(PC監視、アニメ視聴環境整備)。

  • 2000 体育局、美食倶楽部、購買部、きぐるみ班、アイドル部、ゲーム部、ギャンブル部、鉄道部、山岳部
  • 2002 メーヤウ部、声優部、映画部
  • 2003 声優部、ゲーム部、ギャンブル部、体育局、美食倶楽部、グルメ倶楽部ラーメン課、メーヤウ部、カラオケ部、うるおぼえぶ、眼鏡部、ロックマン部、廃部
  • 2004 声優部、シューティング課、ノベル部、グルメ倶楽部ラーメン課、わせべん課、うろおぼえ部、がしゃこれくらぶ、アイドル部、眼鏡部、ロックマン部、体育局、カラオケ部、ギャンブル部
  • 2012 編集部、Twitter Club、ドミニオン部(非電源ゲーム部)、アニメ最萌部、麻雀部、自作部、食べ歩きグルメ部、創作部、モンハン部、眼鏡部、二郎部、とーほーぶ、映画鑑賞部、ゆるゆり部、メガネかけさせる部、留年一門、他

 

■他サークル

各時期の早大のアニメーション全般系サークル。

  • 早稲田(大学)アニメーション研究会(WAFL) 1976-現存 (制作中心、詳細は後述)
  • 理工シネマ 1978前後 (早稲田祭上映で張り合った - 十周年記念誌より)
  • 早稲田(大学)アニメーション同好会(WALT) 1978-現存(自サークル)
  • 動画村 1980頃-1990頃 (アニメ、特撮、親睦中心。難民流入も発生。)
  • 田中芳樹帝国 → サマルトリア王国 1991-現存 (WALT一部会員(129, 134等)が中心となり設立)
  • 早稲田大学アニメ声優会(WASK) 2003-現存
  • 早大触手孕ませ研究会 2007-現存 (サークル内サークル「触手孕ませ研究会」が2008年に分離・独立 - 「WALTZ 2012 SPRING @ Shin-Kan」記載より)
  • 早稲田アニメ愛好会(WAL) 2011-2011
  • 早稲田大学アニメ研究同好会 2012-2013 (早稲田祭イベント中心)
  • 早稲田アニメ聖地巡礼同好会 (早アニ) 2015-2016
  • 早稲田大学声優文化研究会 (声文) 2016-現存

 

●早稲田(大学)アニメーション研究会(WAFL)

別サークル。早大で最も歴史が古い。早ア同と分裂や対立はなく、全く別に設立されて自然と棲み分け、当初より両加盟の会員もいる。

  • 1981 アニ研連設立時の同時参加
  • 1984 お茶会(2~3回で終了)
  • 2000年代 コミケ相互委託(抽選落選時の委託販売)
  • 2005 部室共用(曜日指定時代)

 

●アニメーション研究会連合(1981年~2018年)

略称「アニ研連」「研連」など。早ア同では「連合」とも。慶応・中央・多摩美等が呼びかけ、早ア同・早ア研等も参加し、第1回上映会にて正式発足した。なお第2回上映会(早大、宮崎駿講演会あり)は早ア研開催。

 

●WASEKET(わせけっと、2010年~2022年)

早稲田祭のイベントとしての同人誌即売会。イメージキャラクターはわせほちゃん。

●早稲田大学漫画研究会の漫子ちゃん(2007年~2023年)・そぞろちゃん(漫ろちゃん、2023年~)

 

以上です。