うちのお寺の和尚人さまは気さくなかたで

私は好きである

先日父の十三回忌の法要で

「大事な塔婆を忘れました」と言われ

若尚人さまがお寺へ取りに戻られました


葬儀のときも似たようなことがありましたが

和尚人さまのお人柄がいいので

全く気になりません


それより

和尚人さまの右目がすごく濁っており

視力がほとんど失われているのではないかと思われました


塔婆が到着するまでの会話の中で

デイサービスに通っておられることを知り

少し驚きました

そう言えば

車から降りるときも

ふらつきがあったな

線香をたてる手も震えがありました


若尚人さまは

僧侶ではあるけれど

コロナ渦において住職の修行が進んでいないらしく

葬儀や法要を執り行うことはまだできないとか


けれど和尚人さまは

持病の喘息で声があまりでなくなっています


そして

都会に住む若尚人さまに早くこの田舎に戻って来るよう願っても

そのご家族がなかなか「うん」と言わないそうです


どのかたにも悩みはあるのですね


私んちだけが

思うようにいかないのではないのだなと

思った十三回忌でした