勤務先の老健でコロナの感染者がでて

対応に追われる日々

日を変えてまた感染者がでた

「感染がひろがっている! 全利用者を部屋対応に!」と指示があり

緊張が走る


「部屋に入ってくれません!」

「部屋から出てしまわれます!」

現場から事務所へ困惑の電話が入る

認知症のあるかたばかりである

そりゃ理解されてもすぐ忘れちゃうわね


上司はナースのところに行ったまま戻ってこない

陽性がでたひとの家族に連絡しなきゃ

洗濯物はどうなるんだろ

着替えをとりに家族が来てる

何もしらない事業所から新規申込みの電話が入る

保健所からも県からも電話が入る

そんな施設に入所しない!と家族から電話が入る


オタオタ

わちゃわちゃしながらひとつづつ対応し

たいへんだ、こりゃとふうふう言いながら

ふと、ラインの着信に気がつく


娘からなんかきてる

いやな予感がする


『熱がでました、37.7℃』


えー!

いまー!?

あほかー!!


頼むわ ほんまに なんだこれは。


無意識にスマホケースを閉じる


頭をフル回転させて

あれこれいろいろどうしたものかと

ぐるぐる考える


わたし?濃厚接触者に?

あかん! あかんやつやんこれ!


気が狂うかと思いました


結論

早退し併設のクリニックを受診させ

病名は膀胱炎でした


娘よ

もうかんにんしてくれよ~