学校の養護教諭と在宅歯科衛生士 | 春風あかねのブログ

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歯科衛生士とケアマネージャーの資格を持っています。くも膜下出血からの生還。最近では自己愛性パーソナリティー障害の人との関わりを絶とうと決心。

4月下旬を過ぎると6月(むし歯予防月間)に向けての歯科保健指導の依頼が来る時期でもあります。

依頼は昨年度の講師の依頼を基準にまた頼まれることが多いです。公立の学校の場合教育委員会を通すケースがあります。

東京などの都会?の場合、派遣会社に登録して依頼を受ける場合があるようですね。

その場合は内容によって仕事を受ける受けないと選べるらしいですね。

田舎の場合自分が歯科衛生士で指導ができると、どこかでアピールしなくてはなりません。

私は子どもの乳幼児健診時に町の保健師さんにアピールしたのがきっかけでした。保健師さんと学校の養護教諭は繋がりが結構あるみたいです。町のホームページで募集していることもあります。


話を学校に戻します。

転任などで養護教諭が変わってしまった場合もだいたいは引き継がれることが多いのでほとんどが

「昨年と同様の指導で」といった依頼となります。

私はなるべく先生の依頼に添うようにしています。こちらがああしたい、こうしたいと注文をつけていると先生が疲れてしまうからです。

各学年の保健の教科書を見せてもらいます。ご自分のお子さんが小中学生ならそれを参考にしましょう。そうすると必ず歯に関するページがあるので最終的に勉強する目的が見えてきます。

先生によっては細かく指導内容を指定する先生もいますし、全部おまかせ的な先生もいます。

できればその地域の小学校で統一されるとよいかと思います。全国の小中学校保健学習指導要綱もあるのでそれも参考に。歯科衛生士会などから出ている保健指導ハンドブックなどもよいです。

あっちでは深く、こっちでは浅くの指導ではどうしても差が出るからです。

私は学校の指導を始めて14年目になりますが、一つの授業が終わるごとに次回はもっといい授業にしようと改善策を練っています。そのため、後日報告書という形で先生に反省やよかった点を報告するようにすると、先生の方でも次回やりやすい授業にできるからです。先生によっては写真や児童の感想文をまとめていただけます。その感想文に実は次の授業のヒントがあることが多いのです。

小学校は45分間授業が基本ですから45分で終わるように時間配分は難しいところです。最初はどうしても時間が足りませんでした。足りないと下校の時間や次の授業に影響が出ます。講師の紹介で5分はあっという間に経ってしまいます。自宅でシュミレーションするとよいです。

白衣で行くか普段着で行くか迷いますよね。それはおまかせです。白衣で行ったところで特にメリットはありません。普段着はGパンなどのあまりカジュアルすぎるのもどうかと思います。

養護の先生にいつもお願いしたいこと。

昨年度どういう指導をしたのか覚えておいてください。

初めての場合は前もってお会いして一度相談したいです。

もし、転任する場合は一言ほしいです。(なんとなく)


報酬については期待した金額ではないかもしれません。

あまりに低い報酬なら次回キャンセルするか、ボランティアだと割り切るか迷うところです。

私は初めての45分間の授業でパワーポイントを作成などの準備で夜な夜な1ヶ月を要したこともあります。

それなりに納得できる報酬だとやる気もおきます。

あくまでも日雇いですが、されど日雇いです。

いつも最高の授業を目指しています。養護教諭にはできない専門的な歯科保健指導です。

もうちょっと報酬なんとかなるとよいです。



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