今日は失恋記念日。
今日、らびこはふーこに振られました。
運命の人だって、いつか結婚する人だって思ってた。
でも、好きかどうか、もうわからないって言われたんだ。
私がワガママだったから愛想つかされちゃった。
私が理想を押し付けるから逃げちゃった。
私と性格が合わないって分かっちゃったんだって。
好きな気持ちがなくなってからは、
手に取るようにふーこの気持ちがわかって。
耐えられなくなっちゃった。
何度別れても結局いつも戻ってたのに。
今回ばっかりはもうおしまい。
最後の最後にらびこはふーこにお願いをした。
「お願い、最後にHして。」
でも、愛がないのにできないって言われちゃった。
それでもしがみついて、ふーこが帰らないように頑張った。
でも、ふーこはそれを思いっきり振りほどいて言ったの。
「結局それかよ!ただヤりたいだけなのかよ!!!」
違うよ。違うもん。
最後に愛してほしかったの。
そしたら、ちゃんと別れられるって思ったんだ。
恥ずかしさと悔しさに耐え切れなくなって、
嗚咽まじりの涙の後、だんだん息が苦しくなって、
らびこは過呼吸になった。
ふーこは心配したけど、
しばらくして落ち着いたら、優しくらびこをなだめたの。
「最後に、最後にやさしくなんてしないで!」
必死に強がったのに。
「最後なんかじゃないから・・・」
そう言ってふーこは私にキスをした。
どういうつもりか・・・・わけわかんない。
らびこは混乱した。
キスをしてすぐ後に、ふーこはもう今日はここにいたくないって、
まだたくさん泣いていて、
涙と鼻水でぐちゃぐちゃのらびこを置いて家を出て行った。
私は自分が自分じゃないみたいで、
一人でいるのが怖くて落ち着くまで傍にいてほしくて、帰ってきてほしくてメールした。
そしたら、「ごめん」って一言返ってきたから、
「らびこ、自分じゃないみたいなの。死んじゃうよ!」
ってメールしたら、ふーこは帰ってきた。
でも、ふーこは帰ってきて開口一番に、
「オレ、別れること決めたから」
って言った。
死ぬなんて言う女、怖くて付き合ってられないって。
・・・当たり前だよね?
私だってそんな人やだもん。
でも、一人になりたくなかった。
本当に怖かったもん。
自分が怖かった。助けてほしかった。
ふーこはしばらく部屋にいた。
ただ、すごく横暴な態度で私を冷たくあざけていた。
らびこは急に腹が立って、
「帰ってよ!」ってまくしたてた。
「もうあんたのことなんか全部忘れたいの!」って。
そしたら、「なんで怒るの?」って。
もう私とやり直す気なんてないのに。
急に態度が翻った。
でも、らびこは止まらなかった。
ふーこに帰ってよって怒鳴りながら、玄関に押してった。
そしたら、ふーこは怒って、物を床に投げつけた。
「自分で帰るって言ってるだろ!!あっち行ってろよ!!」
でも、らびこは止まらない。
「・・・殴れよ」
ふーこは顔をこっちに向けて頬を突き出した。
らびこは平手打ちをした。
「もっと強く殴れよ!!!」
らびこは今度はグーで殴った。
「もっと強くだよ!!!!!」
今度は平手で思いっきり思いっきり殴った。
「もっとやれよ!!!!!!」
きりがない。。。
らびこはふーこの首をしめた。
そして言った。
「よかったねぇ、これで私のこと大嫌いになれて。」
ふーこは傷ついた目をして、
涙声で言った。
「・・・こんな別れ方、したくなかった・・・」
そして、出てった。
らびこはここで目が覚めた。
なにしてるんだろ。
一体何をしちゃったんだろう。
なんてことをしたんだろう。。。
また、たくさん泣いた。
これでもう、二度とふーことは元に戻れない。
こんなに好きなのに。
愛してるのに。
なんたことしちゃったんだろう。
もう、おしまい。
もう、本当におしまい。